素晴らしいの一言
ゲーム全体を構成する要素ひとつひとつが見事に調和した、まさしく「作品」であると感じた。
美麗なCG、BGM、要所要所で挿入されるムービーなどを効果的に組み合わせた演出面が特に光る。
それらの調和をいい意味でぶち壊すヨダの暗黒絵も相変わらずのキレ。いまいち突き抜けない
お上品な朱門ギャグと奇妙な相乗効果を生み出している。
惚れた弱みか痘痕も笑窪か、エロゲーとしての問題点やら何やら一切合財を含めて、
それでもなお「きっと、澄みわたる朝色よりも、」は素晴らしいゲームでしたと
言わざるを得ない。
「あやかしびと」「Bullet Butlers」と自分の心を鷲掴みし続けるpropeller。
propellerの燃えゲーが恋しいなぁという密かな想いは本作で打ち砕かれた。
propellerの作品全体のクオリティはシナリオのジャンルや携わるクリエイターに
拠らないようだ。次作もジャンルに関わらず購入確定となりそう。