ゆったりとした日常と、愛らしいワガハイ(猫型)に癒される良ゲー。
おおまかなゲームの流れは、
マップ上に点在する様々なエピソードを読んで好感度を上げる
自主的に告白
個別√
という感じ。
エピソードは大笑いするようなものこそ無いものの、
読んでて思わず目を細めてしまうような、あるいは口元が緩んでしまうような、
そんなほのぼのとした日常が描かれている。
時代設定、BGMなどがうまくマッチしていて、全体の雰囲気をさらに良いものにしている。
時間の流れる速さが現代の半分ほどではないかと思うほど、まったりとした空気に身を浸すことができる。
現代の時間の流れに疲れ、ノスタルジックな雰囲気が恋しいオッサンユーザに特にオススメしたい。
BGM、SEなど音関連も素晴らしい。キャラ毎にテーマ曲を用意したりして、ボーカル曲にも力を入れている。
お気に入りは夕餉の唄。癒されるなぁ･･･。
以下、桔梗√について一言。別にたいしたことは書いてないが、
余計な先入観を持ちたくない未プレイユーザのために一応隔離。
作中ときどき出てくる「独り善がり」という言葉。
他の個別√でもチラホラ独り善がりな行動が見えはするものの、桔梗√はまさにこれ一色。
主人公が独り善がりなのはもちろんだが、それ以上に桔梗の行動があまりにアレ過ぎる。
桔梗√を大きな目で見ればそんなにおかしなシナリオではないのだが、桔梗の心情の説明がいいかげんで、
取る行動一つ一つにまったく説得力がない。
ライターはなんぞ桔梗に恨みでもあるのかと思いたくなるほどのアホの子っぷり。
メインヒロインの魅力を粉砕するような√は作っちゃダメ。ゼッタイ。