文章力◎、シナリオ△
このゲームで特筆すべき点はライターの文章力。正直今までプレイしてきたノベルゲームの中でもトップクラスに文章を書くのがうまい。お陰でシナリオを追うのが全く苦ではなかった。ただその高すぎる文章力がグロ描写においても遺憾なく発揮されているためある意味注意が必要ではある……かも。問題はシナリオ。シュタゲとかそういう系を期待していると肩透かしを食らう。なんだよ霊がループさせてるって。謎の根幹がオカルト頼りなのはいただけない。
その他では音楽が非常に良かった。BGMも良いのだが、ボーカル曲は更に素晴らしい。waltz(茅早が聴いている曲)は「櫻の詩」や「Re:TrymenT」、「ユーフォリアム」、「Into Gray」といった名曲の数々に勝るとも劣らない、「俺的ノベルゲー名曲ベスト3」に位置している。この曲を聴くためだけでもプレイする価値はあると思う。
ということで、シナリオ以外の構成要素90点とシナリオ60点で平均75点です。