女の子が恋を知って女性へと成長していく様子を暖かく見守るゲーム。
最近忙しくなってゲームをすることもなくなってきてはいたのですが、ふと気になって再プレイ。
ある夏、星を見るために向かった先の田舎での3人の少女達との出会いと、その少女達の一年毎の成長を見守りながら・・・と言う感じで進んでいきます。
明希ルートは個人的に一番読んでいて楽しかったかな。山場と言えるものはないんだけれど、元気一杯の明希にこちらも元気をもらえるような気がしました。ただ3年目はちょっともったいなかったかな。創作料理の話がちょっと唐突というかむしろいらないような。短い個別ルートにあえて入れる意図が図りかねます。「夏少女」の意味に関しても言いたいことが。これ、カクテルの名前ってのは確かに洒落てるけれど、主人公関係ないやん。もっとこう、主人公の創作料理イベントがあったならそこから夏少女へ繋げるような感じがあれば良かったな。
でも、明希が元気で可愛かったので許す。
つづいて後の二人。
ちょっと個別が重かったかなぁ、と。いや、普通のエロゲに比べれば山場としては小さなものだと思うのですが、シナリオ自体が短いので何も重苦しい展開にしなくても、俺が見たかったのは少女達との楽しい日々であって別に起伏があって盛り上がるような展開を期待していたわけではないので。まぁそれは激しくこっちの勝手なのですが。
と、色々文句が多かったかも知れませんが、点数を見てわかるようにこれだけ不満点を持っていてもやはり名作だと思います。特に共通の1年目が非常に良い雰囲気でした。以前にもプレイしましたが、ふとまた再プレイしたくなるゲームですね。
2014/5/19
明希ルートを再プレイ
一年目ではホントにまだ少女だった明希が、二年目では恋人に興味を持つようになり、主人公に告白。
そして三年目では主人公のことを一年間ずっと想ってより女らしくなり、トンボ追いかけたり川ではしゃいだりするのを
主人公の前では控えるようになったりと、少女から女性へと成長していく過程が些細な描写に含まれていて
娘の成長を見守る父親ってこういう気分なのかとしみじみというか微笑ましく感じたり。
立ち絵も二年目で背が大きくなっているように見えたり、あと中学生になって服装も変わったりするし、
エピローグでは髪が長くなり声とか落ち着いた雰囲気も出てくるようになっていて、
彼女の成長物語として細かいところまでシッカリと作られているように感じた。
ここまでしっかりと明希の成長が描かれていると、逆に主人公の無成長っぷりが目立ちますね。
まぁこのゲームのメインはあくまで彼女の成長なのでそこは気にしませんが。
要するに明希が女の子から恋を知って女性へと成長していく様子を暖かい気持ちで見守るシナリオでした。