いつも通りの魔王軍クオリティ。圧倒的なヒロイン力の不足。ムーン王女可愛い。2014/3/3 追加アップデート版全攻略、長文に感想追記。ハーレムでムーン、プルートが可愛い。新ヒロインは物語に深い関わりが!?サマル完全復活に全俺が泣いた。
■緒言
魔族と人間のハーフでどちらの種族からも嫌われている主人公が、自分の住める世界のために一人の魔族と協力して勇者を倒そうとする話。
○システムはいつもの魔王軍。
魔物に命令だして探索させながらお店経営して、職業とかで仲間の魔物を強くしてボスを撃破していくのは毎度同じみ。
○DQⅡ勇者の掘り下げっぷりが面白い。
実はDQⅡは昔にやったことがある程度でもうキャラくらいしか覚えてません。ただ原作であった事実をうまく使いながら創作するというのは
まさに二次創作、同人の面白いところだよなぁと思いました。個人的に魔王軍はお店経営のシステムを久しぶりに楽しみたいのと、
原作をうまく使った創作を楽しむことと、ヒロインの可愛さ目当てでやってますのでいつもどおりここは楽しめました。
×オリジナルヒロインの圧倒的なヒロイン力の足りなさ
今回かなり残念だったところ。完全にムーン王女に持っていかれてます。見せ場は確かにこれまでのヒロインよりもあったんだけど、
立ち位置が何と無く不味かったような。2のリズがやっぱり一番だなぁと再確認しました。
×スキップが遅い
いつものことだけどスキップがのそのそしている。もうちょっと速くなればなあ。
■主人公
魔族と人間のハーフ。プレイしてから結構時間たっているのであやふやだが、そんなに嫌な主人公ではなかった。
■レイア
敗北エンドでは寝取られるし、メインヒロインという立場すら他ヒロインに寝取られたかわいそうなヒロイン。
でも一応主人公を庇って死ぬとか見せ場は有るんだよね。多分役割がまずかった。
これまでの主人公の補佐という立場から変わり、知能面を主人公、武力面をレイアのように対等な分担がされた・・・はず、
ただ、武力としてレイアがボス戦などに参加することはなく、
ましてやイベントとしてもそんな戦闘描写などなく(一部エンドでしてきたような描写あったけど)、
挙句にその他は主人公に丸投げのようなイメージなのでまるっきり活躍しておらず存在価値が見えない。
それでいて物凄く強い設定らしいから、強いのに働かないニートな印象。
魔族から嫌われている主人公と魔族を繋ぐ窓口としてしか機能してなかったのでは。
■サーティ、ジニ、テートアリア、ミズハ
サーティ、テートとかキャラは結構好きだったんだけど、個別のシナリオがあまりなかったせいで薄くなってしまった印象。
オリジナルのヒロインだから原作を舞台にしたストーリーには深く関わらせ辛いんだろうけどね。
Ⅱだとヒロインがそもそも原作キャラなのでストーリーにも参加してキャラがうまく出せていたんだけど。
いちおうメインシナリオにちょっと関わってくるけど、それでも僅かなのでその分個別のイベント増やして欲しかった。
■ムーン王女
圧倒的なヒロイン力。ラスボスであり、ヒロインとしてもエンドが複数用意されているなど明らかにメイン級。
それでいて本人も人間verと闇を纏った魔王verが用意されているのだから一体一粒で何度おいしいおもいができるんだと。
ヒロインとしてもシナリオは短いながら人間、魔王どちらの場合でも主人公への想いは伝わってくるし、
主人公との絡みも何と無くハマった感じなのが良い。
■総論
魔王軍をこれまでやってきた方も、初めてでドラクエ好きな方もどうぞ!な感じ。
システムが大きく変わったということはないが、ドラクエの原作をうまく使っているところやお店経営の楽しみ具合は
シナリオクリアするころには飽きる感じなのである意味ちょうどいい。
これでまた次の魔王軍まで待つかなーという、いや、きっとパッチはでますよね。
ヒロインの魅力的な面でもムーン王女やサーティ、ジニ、テートアリア、ミズハがいるので大丈夫。
レイアさん?そんなヘタレニートは居なかったんだ。
結論としていつもの魔王軍なので楽しめます。
でも、力のローレシア、魔導のムーンブルクに対して心のサマルトリアって・・・あのサマル王子に「心の」とかどんな皮肉だよと。
2014/3/2 時を知る者へバージョンアップ
■ハーレムエンド(10h)
ムーン王女が可愛ければいいかと思ってたんですけど、
・追加前ではメインシナリオに関わってはこなかったアトラス、バズズといった三大魔族に見せ場が用意されており、短いが熱い場面でちょっと感動。
レイアを魔王と認めつつ主人公のことも評価している感じで、魔族がまとまって勇者と戦うのはまさに真ルートと言える出来なのでは。
余談だが残りの三大魔族であるベリアルにも初めて立ち絵がでてきたのが予想外でちょっと驚き。ただしアトラス、バズズと比べるとグラになんか違和感?
・追加前は結局モヤッとしたままでしたが今回でプルートの謎が全て明かされ、最終的には主人公を強者と認め好意まで抱く。
彼女も魔族らしくやっぱり強い者が好きだったようです。まぁ彼女自身が強すぎなんですがね。
いつも飄々としていた彼女が最後にデレたのはグッときました。いいクーデレです。
・やっとレイアが戦闘要員に(一戦だけですが)。戦わないニートなんて言ってましたが戦闘力はホンモノの強さでした。
等、嬉しくなる追加要素が多くて良かった。
このルートのムーン王女は主人公が好きな気持ちを告白したせいで支配欲が無くなり、
闇の力が消えたために魔王成分が無くなってきれいなムーン王女になってました。勿論魔王の時もそれはそれで可愛いんですけどね。
モジモジしながら主人公の様子を窺ったり、オドオドしながら初めてのフェラをするけど主人公が気持ちよくなっているのを見て
もっと気持ちよくなってもらおうと一生懸命に頑張る健気な一面を見せたりとムーン王女の可愛さを前面に出しまくったルートで十二分に満足できました。
特に頭を撫でられて「くぅん」は反則です。
唯一残念だったのはハーレムにサーティ等のキャラが含まれず、レイア、ムーン、プルートの三人だけだったこと。
今回も魅力的なキャラが揃っているから入っててほしかったなぁ。
あと三人の勇者と戦うことになるけど強いと感じたのはサマルトリア>ムーン>>越えられない壁>>ローレシアだった。
ローレシアは仲間が育っていたのもあって、サーティでダメ700程度、被ダメ1であっさり勝利。
逆にサマルトリアはまだ育っていなかったのもあるが、HPが半分減るとベホイミで完全回復してくるので中々倒せず。
■ファーナEND、プルート打倒END(10h)
今回の新しくなったサブタイ、時を知る者に該当する二人ですね。
ローレシア王子打倒までは追加前で各ヒロイン個別ENDの流れと同じです。
そこからですが
ファーナの決意
勇者覚醒
サマル復活
三勇者決戦
プルート決戦
各エンド
というストーリーになってます。
今回の追加で完全に新キャラで出てきたファーナですが、非常に良いキャラでした。
キャラ的にも物語的にも。
でもとりあえずあの胸に目がいってしまうのは仕方ない。
時を知る者、ということで500年前の出来事に非常に関わっている人物ですので、
ストーリー中では終始暗い感じで色っぽい展開になることはないんですが、
だからこそエピローグでの変わりようがいい。
あと新キャラですが物語の因縁にはおそらく一番か二番で深い関わりを持ってます。
このストーリーはファーナの長年に渡る後悔、因縁に決着をつけるためのシナリオと言って過言じゃないと思います。
というか旅の扉の設定にしてもだけど、このサークルはホントに毎回原作の設定一つから話の膨らませ方が凄まじいと思う。
勇者覚醒とサマルの復活は、敵ながら「うおおっ!!!」と興奮してしまいますね。
「心の勇者」って絶対皮肉だろと思ってましたが
確かにローレの言うとおり自分が仲間で一番弱いと分かってても強敵と戦っていけたというのは
非情に勇気がなければできないことで、心の勇者は正しかったと考え直しました。
追加前は三勇者が敵対、もしくは相手にしてないという感じでこいつらホントに一緒に戦ってた仲間かよ
と思ってましたが、このような展開になって三勇者の絆を確認でき胸熱。
あと若干サマル説得の流れが嘘くさい、というかムーンは裏で何を思っているか分からないし、
ローレはサマルに無関心だった印象があったのでヒヤヒヤしてました。
最終的にはサマルのあの陰のある立ち絵が変わって完全復活というおそらく誰もが待ち望んだ展開。
だってサマルだけ死んだままとか哀れ過ぎだし。
このあと三勇者決戦、続けてプルートとの決戦。
なんだか三勇者そろい踏みと戦っている辺り一番魔王軍やっているなという展開。
続けて真の黒幕のプルートとの決戦という流れも含めて。
ちなみにプルート打倒エンドでは主人公が(エッチのテクしか)認められていないので
まだまだこれからだ!な感じのエンド。
ハーレムルートだとだと能力を認められているから、あちらの方がプルートを攻略したって感じはある。可愛かったし。
ちなみにエピローグ最初の流れは各ヒロインと一緒だけど、
主人公の体質で定期的に人間を抱かないといけないことから、エンドを迎える"人間"のヒロインを選ぶ段階で
「(人間の中から)誰か決めたか?」
「(魔族の)プルートだ」
「・・・・・・・・・・・・・・おい」
の流れに爆笑。
確かに良く考えたら前提上いろいろおかしいなと。というか最後の最後で無理矢理過ぎなことに吹いた。
以上でアップデート分の感想を終わります。
前回でも十分満足でしたが、無料でここまで追加してもうお腹一杯。
とはいえ(もうないと思うけど)まだ追加あるならいけるけど。
ただもう物語の全容が出きったのでこれで終わりかな。
非常に楽しめました。ののの通信さんにはいくら感謝してもしたりないですね。
この調子でもっと作って頂きたいです。