妹ゲーとしてトップレベル
■緒言
重病で死期が近い舞がゲームキャラの麻衣として主人公と暮らし、その中で自分の役目を果たして再び舞に戻る。主人公は麻衣や実妹の栞との暮らしの中で、ある時期から距離をとられた栞との関係を変化させていくという話。なんかこれだけだとどんなファンタジーだよとか感じますが実際はしっかりしたシナリオになっています。麻衣の登場によりこれまで微妙だった栞との間が少しずつ近づき、一緒になってこれからも生きていこう！のような感じです。すいませんいろいろ他にもあったはずですが思いだせなくて。
■主人公
感情の起伏に乏しいけれど、いつでも妹のことを考えるいいお兄ちゃんだったと思います。エロゲやってますけど。だからと言ってキモいとかは感じず、妹のためにバスケ始めたりとかカッコイイ印象のほうが強いです。
■麻衣(舞)
二次元妹。こんな妹いたらいいなぁなんてのが具現化された感じです。中の人(舞)の演技が多少入ってますが。ただこのゲームは主人公と栞の話なので麻衣ルートというよりは栞ルートへ繋がるための話という意味合いが大きく、また実際に麻衣は消えてしまいます。
■栞
実際に主人公を嫌っているかというとそれはまったく逆で、そもそもお兄ちゃんが好きだけど過去のある事件がきっかけで、好きだけど距離を取らざるを得ないと考えてしまったために今の関係になったので最初からお兄ちゃんラブです。栞ルートになると栞の心理描写が増えるので、表面では嫌っているように見えても実際は好きというのが伝わってきてニヤニヤしながら読めるかと。
■結論
実の妹との恋愛なので重い話かと言われれば、そこまで重くは無い。主に距離のあいた妹との関係の変化に重点が置かれている。そこをどうとるかはプレイヤー側の判断ですが、自分はそこまで重くなられても困るので、良かったと思う。文章も読みやすく、それほど時間もかからないため、とりあえず気軽にやってみるといいかも。