新キャラルートはなかなかいい感じかな～
以前に18禁版はプレイ済みです。
まずは、既存キャラはどのシナリオも及第点。
里伽子ルートが一つか二つ頭抜けてるけどどれも粒ぞろい。
新規キャラで印象に残ったのは美緒ルートかな。
瑞奈とは違って完全新規キャラだったので、キャラが浮くんじゃないかなと
思いましたが違和感を感じることもありませんでした。
ただ、他キャラのルートで登場する場合、既存のシナリオに付け加えてるせいか
やや影が薄かった印象もうけました。
（他のメンバーが騒いでいる所でも、あまり絡んだりせず一歩引いているような感じ）
シナリオ自体も、二人の想いが通じた後にヒロインに降りかかる不幸。そして苦悩。
最後に壁を乗り越えてパッピーエンド。というとってもわかり易い内容でした。
そのなかで印象に残った部分は、ヒロインの美緒との絡みではなく里伽子との1シーン。
美緒の味覚障害の事を、悩みに悩んだ挙句に里伽子に相談するところです。
仁は言います。
「今になって思い出せば、思い当たることはあった…。～でもなにもできなくて…」
そして里伽子に叱責されそしてまた仁。
「お前に…なにがわかるんだよ」
「お前ならわかるのかよ！～美緒に夢諦めろって、言えるのかよ！」
この言葉は聞いてて、とても辛くなりました。
里伽子はこの言葉をどんな気持ちで聞いていたのだろう・・・
好きな相手の自分の方には向いていない心について相談される状況。
そして、美緒の様に自分の異常に長い間気づいてももらえず、それでも仁を嫌いになれず支え続けている現在・・・。
辛すぎますよね。
ルートヒロインじゃなくても、これだけ重い立場にいるキャラってすごいなと思います。
それから、美緒ルート後にどうしても耐え切れず、里伽子ルートを間髪いれずに始めてしまったのは秘密ですｗ
新キャラが加わってもゲームのもつ雰囲気を少しも壊さずプレイできる。
やはりこのゲームは名作と言われる作品だとつくづく再認識させられました。