エロゲからの移植もので初めてプレイした作品。
最初から全年齢として発売したものは何作かやってたがエロゲからの移植ものでは初めて本格的にプレイした作品。
物が擬人化するという当時では斬新な設定がウリだった本作。
この特殊な設定を受け入れられるかどうかがポイントだと思う。
所詮物だろ?って思う人もいるだろうし擬人化萌え適正がある人もいるだろう。
自分は後者だったようだ。初めての仮想エロゲということもあり一気にクリアするくらい熱中した。
ストーリーは物と人との関係を中心にギャグも挟みながらサクサクと進めることが出来ストレスがない。
ただ初めてのオーソドックスなadvだったこともあり八方美人でいたら最初は誰のルートにも入れず終わってしまったんだけど。
ヒロインは天然な幼なじみ、病弱な同級生、内向的な同級生、主人公の携帯電話、破天荒なお嬢様
とそれなりに属性は散らばっている。
あまり擬人化が関係ないルートもあるがどのシナリオもそれなりにまとまっていると思う。
病弱な同級生の椿だけはルートが3つあり特殊だった。だからこそアナザーエンドなんだなーと。
演出も優れ最後のシリアスシーンで流れるbgmが秀逸で携帯電話の姫子ルートで流れると感動を誘う。
今となってはよくあるギャルゲーだろう。
だが当時基準なら十分に面白いゲームで擬人化設定以外は突き抜けた部分はないが(一応選択肢への回答時間でそのあとの会話が変化するシステムがあるけどあまり重要じゃない)マイナス点もない良作であった。
擬人化物がいけてギャグについてこれる人なら楽しめるかと。