自分の中でギャルゲーと言うものが始まった瞬間。原点の作品
初めて本格的にプレイしたギャルゲー。
元々は電撃G'sマガジンの発案企画であり誌上の小説やキャラ設定を見る度にワクワクしたものだ。
ゲームの発売が決まったときも即購入を決意したが通常版と豪華版がありどちらを買うか当時はかなり悩んだ。
単純に金がなかったからだ。
だが最終的に豪華版を友達と割り勘する形で購入。この資金不足加減が今思い出すと懐かしい。
ゲームの内容は双子を同時攻略するというもの。
どちらかを選ぶのではなく二人同時に攻略することが推奨されている。
一種のハーレムゲームだ。
システムが独創的で双子との会話モードになると画面が2つに別れる。
選択肢を選ぶ度に画面が左や右に傾くが、同時攻略を推奨しているため最終的に真ん中に寄るほどベスト、というシステムだ。
1つだけ真ん中に寄せることがどうしても出来ず攻略本に頼ったこともあった。
ヒロインは6組いるが教師姉妹はおまけのような扱いなので実質は5組か。
お嬢様、幼馴染み、年下の性格真逆姉妹、年上メガネ、ロリ系の5組で10人
当時は年下の性格真逆姉妹、白鐘姉妹が一番人気でオルタナティブではメインを張ることになる。
どの姉妹も容姿、性格が近いが白鐘姉妹だけは容姿も性格も大きく異なる為、その対比が良かったのかもしれない。
姉は病弱で儚げ、妹は姉を守るため強気なキャラというチョイスも人気の要因だと思う。
しかしここのサイトではあまりいい評価を受けてない様子。
ただこのゲームは当時かなりの人気を誇っていた。
アニメ化は2度に渡り行われこの後には双恋島も発売されるなど長く広い展開を見せた。
だが元々G'sマガジン発であるためターゲットは中~高校生、その為シナリオもかなり甘くそして純粋であるためそういうのが苦手な人はきついんだろう。
エロゲーなんて買えるわけがないしそもそも存在すら知らない、ときメモやシスプリが好きな人たちが好んでやるようなゲームだ。
ターゲット層を上手くとらえヒットに導く、全盛期の電撃G'sマガジンの手腕が上手く発揮された作品だと思う。