ＰＣ８８～ＰＣ９８ゲー自体が最早殆どやる人がいないわけだけどその中でもこれは正直オススメできない。本当にきつかった。エルフの３ＤダンジョンＲＰＧとしては珍しくミニマップが搭載されてるのが救い。ミニマップがなければー１０点だった。とにかく無駄に時間がかかるしＲＰＧ特有の爽快感もない。
ストーリー
増長した人間を生かすかどうか決めるために天界勢力と魔界勢力が地底に閉じ込めた罪人を地上に顕現させて人間がその困難を打ち破れるか試練を課す。主人公一行が代表してその試練に立ち向かう話。
はっきりいってストーリーは正直大したことない。
終始ギャグで進むんだけど後から出てくる設定も思いつきで放り込んだ適当なパターンが殆ど。
先が気になる話になってない。これはこの作品に限らず多くのレトロゲームで見られるけど話があまりにもおざなりすぎ。例えば、実は大罪人のＡは元人間だった！って場面が出てくるけどそこに至る経緯とか殆ど説明されないのにいきなりこんな設定放り込まれても、はいそうですかとしかならない。
キャラ
パーティーに女１人、主人公と仲が良い友達未満恋人未満が１人、この２人がメインだけど殆ど美少女ゲー的な絡みはしない。じゃあそれ以外で見せ場があるかというと殆ど無い。印象に残るヒロイン無し。
ゲーム性
３Ｄダンジョン。ドラゴンナイトやワーズワースにない利点としてミニマップがある。
ワーズワースはこれより後に出てるんだからミニマップ搭載できるならワーズワースでもやってくれよと言いたくなった。ただ利点はこれだけ。金は終盤でかなり余るけど薬屋がどこか行くから使い道無い。もしかしたらどこかに引っ越したのかもしれないけど探せなかった。
んで敵が無駄に強い。例えば普通敵はボスや一部を除いて１ターンに１回行動が基本である。ところがこの作品は終盤だと１ターンに３回とか行動する。こっちも３人パーティーでそれに合わせてるかもしれないけどこんな理不尽な難易度いらんよ。それでもゲーム自体が面白くて高い難易度が気にならないならいいけどこの作品はとにかく早く終わらせたかったから本当にきつかった。
総評
主人公を選べる、ミニマップがある、１８禁、全年齢の２つがある、等色々な工夫がある作品だがそれ以上にとにかく中身がだるすぎる。
エルフに興味がある人でもこのゲームはやる必要が無い、そんなレベルの作品。