紗凪が全て。当時その可愛さに衝撃を受けた。PC版には紗凪が攻略できない致命的なバグがあるから新規でプレイする人はこちらを推奨。
導入
女子校から共学への移行を検討している学園に主人公・新吾がテスト生として編入。
しかし学園長の娘、愛理は共学反対を訴えていて・・・。
キャラ
新吾・・優しい性格の青年。ネット上ではテレ顔がキモイと揶揄されていたが自分はそこまででもないと思う。
愛理・・学園長の娘。共学に反対している。貧乏生活を送っており、部屋ではドテラ姿。紗凪ルートではわたしは絶対結婚なんかしないと言っているが自身のルートはダダ甘。最初は共学反対を訴えていながらルート終盤でそれを覆し、自分に彼氏が出来たから手のひら返ししたんじゃないかと全校生徒から批難を受ける。最終的にはバカップルの二人を見て怒りを通り越して祝福する全校生徒。
愛理の呼び方が瓜生君→瓜生→新吾になるが、名字の呼び捨ては別に要らないと思う。犬猿の仲→友達→恋人を表現したかったのだろうけど。萌えゲーらしいルートで良かった。
桜乃・・義妹。基本的に明るくラブラブがコンセプトのこのゲームで何故かやたら重い話。このルートは作品の雰囲気に合わないと思う。そもそも普段から実妹攻略している身としては義妹でこんな葛藤されても・・という感じ。別にたいした障害ではないのでは?まあ確かに現実に即したら背徳感有るかもだけど別にこのゲームリアル思考じゃないしな。
アンジェ・・エロシーンをカットしたらそこが膝枕に置き換えられてものすごい不自然な展開になっているヒロイン。そもそもましろ色にエロを絡めたストーリーを構築すること自体が微妙だと思う。変なところでエロシーン入れるくらいなら普通にいちゃラブしてる方がよい。というわけでアンジェはある意味犠牲者。
みう・・動物と人の絆の話。専用挿入歌が流れる、アニメでも選ばれるということでこのヒロインが実質メインに近いのだろう。紗凪がかなり可哀想なので個人的には好きじゃないルート。ぱんにゃと部員との絆には感動するんだけどね。
結月・・ボーイッシュ系女子。psp追加ヒロイン。紗凪程ではないにせよルート自体はしっかり作られている。ただし、共通ルートや彼女以外でのルートでは出番がない。そこまでシナリオ書き直す余裕は無かったんだろうね。その分はちゃんと紗凪に還元されてるし結月のルートも悪くないから個人的には許せる。
紗凪・・自分の中ではダントツでナンバーワン。このゲーム内に限らず今までやった中でも上位に来るレベルのヒロイン。最初は百合に近いレベルでみうのことを信奉し、新吾のことはクズ虫呼ばわりの男嫌いキャラ。
しかし、徐々に打ち解けていき友達→恋人へとステップアップしていく過程が素晴らしい。
完全にデレたあとは自分は女としての魅力に欠けているから浮気されても仕方ないとか思うようになってしまうほどの乙女キャラ。
序盤は牙を向いていたが、惚れてしまってからは新吾の前になす術もなくなってしまうギャップが良かった。
最後に強気に立ち向かっていたのはリボンをほどいて新吾の傷を治療するシーンだろうか。
あの時の髪をおろしたCGと「そんな友達ならあたしはいらない!」と言うセリフは作中屈指の名場面。
また、追加ヒロインでありながら作中の期間がかなり長く、最もいちゃラブするヒロインだったはず。
母親を亡くし、ほぼ一人で弟の面倒を見ながら頑張っており、この子以外選択の余地ないなと思ってしまった。
紗凪は最後に攻略するのが絶対にオススメ。
ぱんにゃ・・マスコットキャラクター。ネット通販でぬいぐるみを買おうかと思ったくらい可愛い。多分現地で見つけていたとしたら迷わず買っていたと思う。
その他
このゲーム、pspでありながら読み込み速度はかなり早い。ユーザーの事を考えた親切設計で大変ありがたかった。
主題歌はpc版も好きだけど個人的には新曲の「夢見るままに恋をして」の方が好きかも。
総評
とにかく紗凪が可愛い。その他全体的に親切な設計でやっていてストレスを感じることがほぼなかった。
これこそコンシューマー移植の模範だと思う。
※そういえば、紗凪エディションなるものの発売が決定したらしいがどのようなものになるのだろうか?
普通の逆移植なんだろうか?個人的に紗凪にエロシーンは要らないと思うんだけど今の時点ではどのようなものが出来るのか何とも言えないようだ。