主人公は魔法より得意なのは蔦(つた)の扱い！？真面目なつくりに誠実さを感じる作品。
現代の日本での学園魔法モノという、いわばウルサイ方々に突っ込まれやすい題材を扱っているにも関わらず、魔法の設定や、キャラクターの性格付けをかなり真面目につくっています。絵も独特ですが、彩色とか割と好みです。こういったチャレンジャー的な製作者には愛しさを覚えます。
訳あって魔法使いのお姉さまと学園に内偵して、そこに潜む禁魔法律家ならぬストレイウィッチを狩り出す―。という「懐かしい」感じの内容です。個人的には生徒会長の氷見沼さんのH時の堅物から淫乱に乱れまくるとこが、実用性的な観点ではサイコーでした。Hパートは彼女のためのゲームといっても過言ではないかも(ぉ。
ただ、残念なのが尺が全体的に見ても短い事です。実際、冒頭部分、各ヒロインの自己紹介的バトルシーン(＆ご褒美H)と、ストレイウィッチの学園内での内偵作業、文化祭、ラスボス戦等の不可避な共通ルートを除くと、各ヒロインとのHシーン2回(たしか)を含む短いやり取りと、恋人同士として結ばれるHシーンとEDのみ。どのヒロインとフラグを立ててもラスボス戦の流れは一緒だしね。
既読スキップを使ったら、真面目にやっても7時間位でコンプ出来るのではないでしょうか？次回に繋がる伏線も幾つか張っていたので、次回作が出ても不思議ではありません。その時こそは、今回を上回る重厚なシナリオに期待します！