自分が変われば世界が変わる
このゲームは登場人物が良くも悪くもとても人間味にあふれている。
明らかに精神的に問題のあるキャラクターも、明るく個性的で、一見悩みの無さそうなキャラクターも過去のトラウマや未来への不安を抱えている。
そしてそれに向き合うことができず、逃避してしまう人間の弱い部分も持っている。
そんな彼らが葛藤し、逃避しながらも周囲の人と交流しながら生きている様子を多重人格である主人公のそれぞれの人格の視点を通して描いている。
この作品でライターが伝えたかった事は、人と関わる事の大切さ、そして自身の見方が変われば世界は良くも悪くもなるということだと思う。
自分自身、過去の出来事を後悔し、周囲の環境を恨み、ここ数年、積極的に他人と交流してこなかっただけに身に詰まされた。
少しずつでも、積極的に他人と交流していきたいと思う。