群馬県は、いいところです。
我輩は改造人間である、名前はまだない
うそつけ!お前は松島枇杷子だ!
松島枇杷子は改造人間である
はあ、そうですか。
パソコンにインストールしたまま、ずっとほったらかしていたのを最近になってやりました。
HDDの容量がそろそろきつくなってきたから。
なんか、世間ではこの作品は「バカゲー」というくくりの中に入っているらしいですが、私はこれはバカゲーではないと思うのですよ。
基本的には、私にとって「バカゲー」というのはほめ言葉なので、バカゲーをやると楽しいし、気分もよくなるわけです。
ところが!
この作品は、やればやるほどに気分がささくれ立っちゃうのですよ。なんかサンドペーパーで「ぎこぎこ」やってる感じ。
ですから、これはバカゲーではなく「バカなゲーム」なわけです。
いえ、違いますね。これは、そもそもゲームではないでしょう。だって、ユーザーにできることがほとんどないのですから。
具体的には、選択肢といえるものが1個しかありません。これをゲームと呼ぶのはあまりにも無理がありすぎる感じです。
ですから、これは「バカな何か」と呼ぶべきでしょう。
まあ、ショートシナリオを次々と見ていく作品なので、連続テレビアニメを見ている感覚に近いと思います。
物語自体は、改造人間とその取り巻きがテロリストと戦う話です。
テロリストって基本悪者です、悪者じゃないテロリストってインリンさんぐらいですよね。
じゃあ、その悪者であるテロリストと戦う改造人間は正義の味方かって言うと、必ずしもそうじゃありません。
なんかね、ひどいんですよ。行動原理とか、思考パターンとかが。
結局、悪者同士の荒唐無稽な「ジェノサイド物語」って言うことなんですよ、多分。そういえば昔、「ウェストサイド物語」ってあったなあ、
全然関係ないけど。
こういうのって、よく考えるとけっこうひどいんだけどもなんか笑って許せちゃう、というバカゲーのパターンからは明らかに外れている
感じなのです。だから、私はこの作品を「バカな何か」と呼ぶわけです。
とはいえ、この作品は絵もけっこう綺麗ですし、キャラクターもかわいいので、なんとなく楽しめたっぽい作品ではありました。
まあ、ちょっと浮かれすぎているような時に、クールダウンするのにはいいかもしれません。だめかな。