俺得２９
この作品は、いわゆる「バカゲー」です。登場人物も基本バカで、強烈な奴ばかりです。
・ゴリラ並みの頭脳と戦闘力を持った正真正銘のバカ。重度のオタクで、純情。
・チンパンジー並みの頭脳と戦闘力を有する愛すべきバカ。底なしの胃袋を持つ食欲魔人。
・人間並みの頭脳と戦闘力を有するちょっといやなバカ。病的なレズビアンで男を毛嫌いする。
こういう３人がまるで「西遊記｣のように旅をしながら、敵と戦うんですよ。
そしてそれを率いる「三蔵法師」のような立場にいるのが｢法子先生｣です。
ちなみにどうでもいいことなんですが、中華料理で「棒棒鶏｣ってありますよね、鶏肉を使った
あっさりとした前菜。私、あれを見ると、なぜか「チンパンジー｣を連想しちゃうんですよね。
なんか似てませんか？｢バンバンジー｣と｢チンパンジー｣って。
ほんと、どうでもいいことでした。
この作品で私が一番好きなのが、｢法子先生｣なんです。
この先生、どういう人かというと、
・優しくておっとりとした、メガネっ子。
ということなんです。なんか｢ありきたり｣に見えるでしょ？
もしもほかのゲームだったら、あんまり目立たなくて｢埋もれて｣しまうかもしれないですよね。
でもね、この｢異常｣なゲームの中だと、この｢普通さ｣がすごく可愛く見えるんですよ。
まさに｢掃き溜めに鶴｣状態です。
当然、主人公の｢猿藤悟郎」にとってもこの法子先生は｢憧れの人｣です。
それで、最後にめでたく二人は｢結ばれ｣るわけですが、この時ばかりはこの｢ゴリラ男｣が本当に
うらやましいと思いました。こんなことはあんまりないことですよ、ほんとに。
多分この作品は、法子先生のすばらしさを世界に広めるために作られたと思うんです。
で、この法子先生の魅力を引き立てるために｢敢えて｣こんな異常な三人組と、異様な世界を
作り出したと思うんですよね。
まあ、この制作者のもくろみは見事に成功したといえるでしょうね。
だって、私こんなに法子先生に｢メロメロ｣なんだもん。
あなたもそう思うでしょ？ねっ？ねっ？
↑こんなやつ、気持ち悪いでしょ？
やっぱり｢普通｣ってすばらしいことだよね。