え?君は誰?・・・ええっ!コトノ・・・・!
なんか、いまさらながらの“Cross Days”です。
“Summer Days”であれだけ「ひどい目」にあったのに、結局初回版を予約してまで買っちゃうんですから、
やっぱり“Overflow”というメーカーは私にとって良くも悪くも「気になる」メーカだということなのでしょう。
ただ、私も「ハツカネズミ」程度には学習能力はあるので、今回は徹底して様子見を決めこみました。
そして、様々な情報を集めて、「修正パッチ」が全て出揃うまでインストールしませんでした。
ですので、本作に対しては“Summer Days”ほどには悪い印象は持っていません。
まあ。言ってしまえば「大方予想の範囲」ということでした。「アクチ」の認証はちょっと面倒でしたけれど。
「アクチベーション」の問題については、私もいささか思うところがありますので、いつか折を見て自分の
考えを述べたいと思っています。
内容については、“アニメ”の画質はほんのちょっと良くなっているなと感じました。
ただ、これは私だけかもしれませんけど「3Dキャラ」はちょっと違和感がありましたね。
また、誠クンはさらに擁護できないキャラになってますね。でも、こういうキャラってある意味「すごいな」とは
思いますよ。これも21世紀の「新たな」アンチヒーロー像なのでしょう。
でも、私としては言葉さんがけっこう活躍してくれていたのでうれしかったです。また、「喜連川路夏」という
ヒロインも結構いいと思いました。それにひきかえ世界さんはなんか可哀相ですね。
今回は、実際にゲームを始める前に「十分に」情報を集めていましたので、私としては驚くようなことはほとんどなく、
わりと客観的にこの作品を見ることが出来たと思っています。
ただ、ほとんど「早送り」や「スキップ」をしなかったので、時間は「莫大に」かかりました。また同じシーンを何度も
見せられたのでかなり疲れましたね。
ルートも、敢えて「悪名高い」ルートに行かないようにしてプレイしましたので、もしかすると他の方とは、
この作品に対する印象もずいぶん違うのかもしれません。
もしも、この作品が最初から全てのルートに行けるようになっていたら「あそこまで」批判はされなかったのでは
ないかと、私個人としては思っています。
ただ、これは「戯言」として聞いてほしいのですが、もしもメーカー側が「故意に」あのようなルートに行きやすいように
仕向けて、話題作りを狙ったとしたら・・・いいえ、やめましょう。いくらなんでも、これは「悪意」に過ぎる
見方だと思います。すいません。
でも、「バグ」などに対するこのメーカの姿勢は、やはり「不誠実」であると思います。
物を作って売る仕事である以上「顧客」に対しては誠実であってほしいです。
まあ、勇気クンの「ああいう形」での活躍というのは、さすがに「予想外」でしたが、これが本作における
「サプライズ」なんだと思うと、妙に納得させられました。“School Days”の感想でも書きましたが、Overflow
というメーカーは、常に何がしかの「サプライズ」を仕込んでいると思っていましたから。
ですから、本作でも「ああ、今回のサプライズはこれなんだ」という感じでしたね。
でも、こういうやり方っていつまで続けられるのでしょう?ユーザーは多分、より大きなサプライズを求めるように
なるでしょうから、いつかは破綻しちゃうんじゃないかと。
次は何ですか?「実の親子」の近親相姦?それとも、カニバリズム?集団自殺?こんな風に、だんだんエスカレート
していくしかなくなっちゃうんじゃないかと危惧しています。
全体としては、私はこの作品はわりと楽しめました。時間が「莫大に」かかったことと、疲れたことを除けば。
まあ「普通作」という評価にはなると思います。もちろん「バグ込み」で。
まあ、いろいろ言ってますが、Overflowというメーカの「新しいことに挑戦していく姿勢」については、
私はわりと高く評価しています。ただ、「サプライズ」だけではなくゲームとしての本道、シナリオの良さや
キャラクターの魅力でユーザーをひきつける作品をもっと作ってほしいと思います。
ここからは、「ぼやき」なんですが。初回版についてきた「コトノハサマ」フィギュア、あれどうでしたか?
私は、かなり「がっかり」だったのですが。
私はフィギュアとかまったく詳しくないのですけど、「あれ」がついて「あの値段」ってちょっと高くないですか?
それともフィギュアってあのくらいが「適正価格」なのでしょうか。
私は、あのフィギュアを見ていると、なんか悲しくなっちゃうので、あれは「殺すDays」っていう全然別のゲームの
「鋸の刃(ノコノハ)様」っていうキャラのフィギュアなんだと自分に言い聞かせています。
なんか顔も「イッちゃって」るし。