でっかい、でっかい、でっかい、でっかい・・・・
やはり、この文章もゲーム版“ARIA The Natural”と同じ書き出しからはじめなければならないと思います。
なので、コピペ。
まず最初にお断りしておきます。
以下の文章は、アニメ作品「ARIA」をある程度ご存知の方むけに書かれています。ですから、この作品を全くご存じない方
にとっては、ちんぷんかんぷんできわめて退屈な文章になると思います。この点について、最初にお詫びします。
おう、ARIA知ってるよ!・知らないけど読んでみるよ! ARIAなんか興味ないよ!・読んでやるもんか、へっ! → 出る
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この作品は、ゲーム版“ARIA The Natural”に続く、ゲーム版ARIAの第二弾です。
この物語の主人公アニー(アニエス・デュマ)は、マンホーム(地球)出身の女の子です。
彼女には、ひとつの“夢”がありました。
それは、生まれつき病弱でベッドに伏せていることの多かった彼女に、“生きる勇気”を与えてくれた
一人の女性と同じウンディーネになることです。
そして、彼女はその夢をかなえるため、AQUAのネオヴェネツィアにやってきたのです。
ところが、ちょっとした手違いから、彼女は就職する予定だった“水先案内店”に入ることが出来なくなってしまいます。
しかし、灯里たちなどの人々との出会いにより、彼女はウンディーネになるための一歩を踏み出せるようになったのです。
この作品の主人公は、マンホーム出身の女の子です。ですから、基本的にこのゲームには“恋愛”という要素は希薄です。
いわば、原作での設定が生かされている感じですね。例えば、藍華とアルくんとか、灯里と暁などです。
まあ、灯里と暁の場合は、まだはっきりと恋愛といえるようなものではないと思いますが。
ですから、この作品はアニーという少女の成長物語として見るべきでしょう。その部分では、私は結構楽しめました。
ただ、何事にも深刻になりすぎないことがARIAという作品の良さのひとつだと思うのですが、このゲームで主人公のアニーは、
実によく壁にぶち当たります、そして悩んだり落ち込んだりします。まあ、最終的にはその壁を越えられるのですが。
このあたりの描写が、ARIAにしては重過ぎるのではないかと感じました。確かに、原作やアニメにも登場人物が悩んだり、
落ち込んだりする場面はあります。
ARIA The Animation 第11話(オレンジの日々の回)
ARIA The Natural 第16・17話(ゴンドラとの別れの回)
ARIA The Natural 第19話(藍華が、風邪が治ったのに仮病をつかう回)
ARIA The Origination 第4話(トラゲットの回)
ARIA The Origination 第5話(四つ葉のクローバーの回)
ARIA The Origination 第11話(アリスの「さびしいよう」の回)
ね、けっこうあるでしょう。ほかにもあると思います。
でも、アニメでのそういう場面の描写って基本的に、からっとしていてさわやかなんですよ。つまり、当人はしっかりと
悩んでいるんだけど、変に深刻になり過ぎないんですよね。その絶妙なバランス感覚がARIAの魅力だと思うんです。
そういう意味で、このゲームでの描写には違和感を感じる方もいるでしょうね。私も、ちょっと感じました。
ほかにも、残念なところがあります。
このゲームは、主人公の選択によって“ARIAカンパニールート”、“姫屋ルート”、“オレンジプラネットルート”の3つに
分岐するんですが、どのルートを通ってもほとんど展開が変わらないんですよ。せっかくルート分岐するんですから、
大きく展開を変えるとか、独自のイベントを入れるとかして欲しかったです。
また、このゲームは
本編:Undine編 → El Cielo編
後日談:Cafe Time編
と進んでいくんですが、このうち“El Cielo編”では、前作と同じように、ちょっと原作のイメージとはちがう場面とかが
あったりして、かなり評価の分かれるところだと思います。
この文章は、基本的にネタバレなしで書きたいと思ってますので、これ以上は書きませんが、この部分に不満を感じる方は
多かったのではないかと思います。私も、ちょっと“?”でしたね。
ただ、これは前作の感想でも書いたことですが、制作者は出来る限りARIAという作品の雰囲気を尊重してこのゲームを作ったと思います。
音楽も、作品の雰囲気にとても良くあっていると思いますし、背景なども高品質です。
そういう意味では、決してダメな作品というわけではないと思います。
ただ、原作が好きな方であればあるほど、この作品には不満を持つかもしれないなと感じた作品でした。
まあ私の考えでは、ARIAをゲーム化するのであれば、何も無理にオリジナルの主人公など登場させなくても、十分に魅力的な物語を
作れたのではないかと思うのです。例えば、“ARIA The Natural”の第2話に、宝物を探してネオヴェネツィア中を歩き回る話が
ありますよね。あの話をゲームにするとか、色々考えられると思います。レデントーレの話とかね。
なんか、制作者さんには「ゲームなんだから、オリジナル要素を盛り込まなくてはならない」とかいう、思い込みみたいなのが
あったんでしょうね。
私は、ARIAというアニメは、原作であるコミックと最高に幸せな関係を築くことの出来た作品だと思っています。
最後までお互いがお互いを高めあい、補完しあうことができたからです。また、それこそがこのアニメの最大の良さだと思うんです。
コミックの最終回で、アニメのオリジナルの登場人物であったはずの“アイちゃん”がARIAカンパニーに入社してきたのを見たときの
驚きは、今でも忘れません。
そして私は、このゲームも原作とそういう幸せな関係を築けたらよかったのに、と心から思うのです。
あああ!ストレスたまる!
もう、どうにでもなれ!
アニメについて、言いたいこと言う。
私的、なんでもARIA(何でも有りや)!
以下に、私の“お気に入り”を書きます。ちなみに、順不同です。順位などつけられません。
理由はあるけど、教えてやらん!
① お気に入りの人(本当は全員)
アリス・杏・アイ・暁の兄
② お気に入りの話(本当は全部)
ARIA The Animation 第4話(手紙を届ける回)
ARIA The Animation 第11話(オレンジの日々の回)
ARIA The Animation 第12話(さようなら、私のアッペニーレの回)
ARIA The Natural 第13話(アリスの“自分ルール”の回)
ARIA The Natural 第26話(雪だるまを作る回)
ARIA The Origination 第4話(トラゲットの回)
ARIA The Origination 第5話(四つ葉のクローバーの回)
ARIA The Origination 第6話(アリシア大仏の回)
ARIA The Origination 第9話(アリスの昇格の回)
ARIA The Origination 第11話(灯里と藍華がアリスの部屋でバナナ食ってる回)
③ お気に入りの社長(本当は全員)
まぁ社長・ヒメ社長
④ 自分がやりたいお店
じゃがバター屋さん
晃さんお気に入りの“くるみパン”のお店
⑤ お気に入りの曲(本当は全部)
Rainbow・シンフォニー・雨降花
⑥ お気に入りの場面(本当は全部)
オレンジの日々の回の最後の、シンフォーニーが流れているところ。特に、灯里が橋の上で手を振ってるとこ
アリスが、自分の左手にお仕置きするところ
パフェを食べてたアリスが、アリシアに気付くところ
⑦ お気に入りのせりふ
「さようなら、私の“アッペニーレ”」
アテナさんの、「私はアリスちゃんの味方気取りなの」
ボッコロの回で、灯里がアリシアさんのまねをして言う「あらあら」
アリスの「さびしいよう」
⑧ お気に入りの名前
庵野波平
綾小路宇土51世
アマランタ(アトランタを思い出す)
⑨ お気に入りの風景(本当は全部)
希望の丘
藤の花が咲く中庭
アリシアさんの引退セレモニーでのウンディーネ「勢ぞろい」
⑩ 自分が入りたい水先案内店
オレンジプラネット(風呂が豪華・飯がうまそう)
ああ、すっきりした。