仕事のモチベーション
今までよりもエロ寄りの作品で基本的には幼馴染の看護師とエロい事しているだけのゲームですが少し面倒さを感じ陰りが見えた作品でした。
主人公は研修医という設定のためか年齢の為か気が利き穏やかというかで人間的には問題は全くありません。
しかし頭が良い故なのか色々深く考えすぎて答えが出せず行動に移せないという事がままあり問題の先送り感が出てしまったのが残念なポイントですね。尺の都合でだらだら悩んでいる描写は数行の説明で済むのでそこは助けられました。ただ最初に悩んだ事がヒロインの気持ちを疑うという方向性なのは如何なものかなぁと押しに弱いというか流されやすいというかで何かありそうな時にエロいことを迫られ、それを断れないので話が進まずエロシーンを挟まれてしまいそれを一切楽しめないです。
ヒロインの思っている事やそれに呼応して起こっている事はどちらかといえば容易に想像が出来る範囲の事ですがそれでもこの状況だったら話しあい優先では?と思える箇所がチラホラ見られるのでそこが一番ネックだったかなぁと思いました。その問題点が仕事を続けるモチベーションの維持といった所でしょうか
澪が看護師になった理由が主人公の側にいる為ということが後半彼女の口から明かされます。
ナースを続けることで主人公とまた出会える可能性、もしかしたら付き合える可能性。それが今回のゲーム開始時までの彼女のモチベーションでありこの仕事を続ける意味でした。
しかしゲーム開始時に主人公と再会し中盤に主人公と恋人になれた時それと引き換えにそれまで仕事をする上で彼女を支えていたものを失ってしまいました。更に長年の想いが叶い主人公と付き合えたのですから浮かれてしまうだろうし一緒にいられる時間はとても幸せなもので逆に彼女にとって仕事の時間というのは今までよりも陰鬱な物だったと思えます。いつもなら気にしない些細な事でも今ままでよりも如実にキツイとか感じていたのだろうと思いました。浮かれているがために細かなミスの連続から叱れる機会も増え自分の仕事での必要性を疑いも生じていきその結果が仕事中に頻繁に主人公の元を訪れるという行為で主人公に何度も仕事の方は大丈夫か?と問われます。
この時彼女が仕事に来る理由はもう主人公に会いに来る。お世話をするであり
主人公の世話を異常に焼きたがるのは自分の有用性や居場所を確保したかったからというのもあったのかもしれません。故に主人公の退院が近づいた時にそれを否定し最後は看護師を辞めようと考えている事を主人公に吐露しました。
主人公と付きあえて時点で看護師という仕事にに拘る理由が無く仕事が上手くいかなかったり自信が喪失していたり
自身の必要性に疑問を抱いているのならば辞めてしまいたいという考えるのは仕方ないです。
これに対して主人公新しい仕事を続けるうえでの支えを提供する形でコレを解決しました。
大人の扉を開く恋。
恋人作って浮かれて公私混同したり仕事に支障を来す事をせず社会人として節操を持った恋愛をしろとかいう意味もありそうでした。
今回凄くおもしろいのが鏡澄香の制服活動では就活生の苦悩を描き今回は就職した後の苦悩描き尚且つ
前者を会社説明会解禁の付近の時期に合わせてきたり今作を新入社員に溢れるこの時期にぶつけて来ていることで中々興味深いなとか思いました。
今後ゲーム登場時期で内容の想像が出来そうです。