これは熱く、冷たく燃える漢達の物語。ヒロインなど、むしろ脇役！アニメ映画を見ているような気分でした。最高！
何はともあれ、シド様万歳！不肖ながら私、シド様の兵士として特攻したくなりましたよ、ええ。シド様のセリフはどれも重みがあって素晴らしい。並の悪役のように偽善的な雰囲気が皆無だったことには脱帽です。
評価はばらけているようですが、買って損はないと思いますよ？ラストで気落ちした方も途中の展開を読み返してみれば評価も変わるでしょう。結構良いこと言ってます。
確かに、恥ずかしながらラストは私も少し物足りなくなく感じてしまいました。主人公もヒロインも、最後まで自分を保ってましたからね。ですが、これも強さだと思うのです。無駄に煽らない分、好感も持てましたしね。って言うか、あやかしびとで風呂敷を広げすぎと言っておいて、今回はたたみすぎと言ってるいる人がいるんですが……。どうなんでしょうね？
そして、さらに暴露しますと……私、全エンドで号泣してしまいました。泣けますよ、マジで。あ、もちろんシド様ご臨終のシーンも泣きました。特に最後のセルフで。
一番泣いたのは、最初に攻略したこともあってチビッコ魔法使い様エンド。正直、ロリだと思って舐めてました。ちなみに私は、この方は最期まで《あの姿》だったと思ってます。幼女の姿で杖をついて、昔は……と言っている姿！そして子供や孫と一緒に歩いていれば、もちろん勘違いされる。「可愛いお子さんですね？」「いいえ、祖母です」……微笑ましい。
最後に一言。ホープは変身した方がカッコイイと思います。