これまで遊んだ作品の中でいちばん。牧歌的な雰囲気が大好きです。予備知識無しでやってほんとに良かった。
当時ONEとかKANONを絶賛気味だった俺としても、
往人は頭オカシイと思った。
しかし夏の人の少ない海辺の田舎町って雰囲気はとてもいい。
そんな空気の下で浮浪の主人公が変な登場人物たちと関係を作っていく過程とか。
まさにファンタジー。
前半では、美凪シナリオのように泣けるか、
佳乃シナリオのように訳分からないけど何かありそうで面白いかのどちらかだった。
あと、よーいどん!、の(バッド)エンドが最高に好き。
「人形は動かそうとする意志ではなく、その先の想いに触れて動きだす」
という正確には覚えてないけど、そんなニュアンスの科白がなかなか深いと思った。
ネタバレ全くなし、評判さえ聞かずにやっていたのでSUMMERシナリオ出現にびっくり。
SUMMERは面白く、AIRは今思うとおかしいくらいに泣いた。
後味は最初は重いけどだんだん軽くなる感じ。悪くない。
ネタ知ってたり、「感動して泣けるゲーム」とか聞いてからやる人ってかわいそう。
何も知らない状態って貴重だ。