結局ソラリスはなんだったんだ
特に悪い点があるわけでもなく、つまらないわけでもなく、むしろ面白い部類に入るんだけど、何故か印象があまり残らない作品でした。王道というには捻りすぎてるし、新しいかというと決してそうではない感じしたので、そこら辺に理由ありそうですね。本数こなして変なの拗らせてなければ「面白かった！」で終わると思います。
以下個別感想
勇…で か い。とりあえずで か い。実直真面目天然キャラはそこまで惹かれないみたいです。「道場・兄弟がいる」と聞いて思い浮かんだシナリオ。たぶんそれがこのルートの要約だと思います。
ソーニャ…せっかくの歌手設定。そして曲、歌詞も書くというのだから、なにか挿入歌だったりEDの曲違うのかなぁと期待したらそんなことなかったので結構残念。せめて書いた歌詞をモノローグでもいいから見たかった。プレイしてて（あー。カワイイなぁ）とずっと思ってたルートでした。好き好きストレートタイプはよいです。
まるな…ロリ枠。だけかと思ったら結構良いポジション持ってた。でも境遇アレだったにしても、さすがにちょっとやり過ぎな世間知らずだったと思います。
有希…ストーリーの中心点に織衣に次いで近いだけあってシナリオもしっかりしてました。幼馴染という位置だからこその独特な間合いや関係性、過去話が上手く描かれていたと思います。たぶんシナリオの完成度だけ見たら一番高いんじゃないでしょうか。他のルートでは一切書かれていなかった（書かれていても薄い）ルート中のヒロイン以外の主人公への恋心が書かれてるシナリオでした。あと桐谷華さんがハマリ役
織衣…ハンマー少女。雨の中での憂いを帯びた表情が綺麗でした。恋人になってから一気に可愛くなる潜在能力高い子。シナリオに関しては「あれー。思ったよりあっさりとそれ終わらせちゃうんだ」という感じ。織衣が成長したということでもあるんでしょうが。メールのやり取りの演出は悪くないです。悪くないけど、多用し過ぎて「日常シーン書く手間省こうとしてません？」という疑念を湧かせてしまったらダメだと思う。絵とはいえ文字可愛かったですし、日常シーンとは違う面見られたりとよい点も多かったです。（。･･。）
パピーズとタイトルに入ってるだけあって猫系のキャラ皆無でした。凄い徹底っぷり。「僕らは恋するために生まれてきた」という副題ですが、家族に関する話が多かったです。『恋の先には家族がある』とかそういうことなのかもしれません。