惜しい作品、もうちょっと詳細に物語を描いたらいい作品になってたと思う。
最初に思ったのは「思ってたのと違う」っていうことでした。
自分はクナド国記のタイトル画面を見た時、和風な感じで戦闘シーンとかも刀とか使って戦うのかな思ってたけど、AIや研究所、鉄鬼などの昔では考えられないようなものが出てきたりして、世界観が思ってるのと違うなーって思った。
クナド国記は全部で3√しかないため、自分は他の美少女ゲームよりも√が少ないなって感じた。(自分のやった美少女ゲームが少ないのが問題かもしれない)でもアフターストーリーが3つ、パラレルストーリーが2つあるので満足感は高いと思う。
クナド国記はどの√も思ったことは「その√内で成長している」ということ。過程はそれぞれ違うが、確実に壁を乗り越えて成長していると自分は感じた。
クナド国記はコトダマが結構大きなテーマなんですが、アマツツミでは自分の魂を言葉に乗せるという感じだったのですが、クナド国記では他者と心を繋げるという感じでした。
戦闘シーンも圧倒して勝つのではなく、戦略を使って勝つというのが個人的に好きでした。一番好きな戦闘シーンは優里vs春姫が一押しですね。
戦闘シーンは思った人もいそうなんですが、最後の戦闘シーンが進撃の巨人な感じがした。
全体的に完成度は高く、「アマツツミ」が好きな人は結構好きかもしれないなって感じがした。ネタバレにはなりますが、アマツツミでも流れたコトダマ紡ぐ未来が流れたのは激熱でした。
個人的にこの作品は戦闘シーンが一番の醍醐味だと感じた。
一番印象的な言葉は『この世界に、完璧な答えはありませんが不完全な答えでいいなら、あります。』(夏姫)
後一つだけ、春姫のエピローグだけは個人的に納得できない。