へんし～んとはテイストが異なる作品。今作は入れ替わりモノですね。
おなじみメイビーさんのクンペロモノです。
今回は物ではなく人そのものに変身する、、、というか入れ替わるようなものなので、少し毛色は違います。
前作へんし～んよりはヒロイン外の遊びがなかった印象。本人になりすまして生活を覗き見るというのがゲームの主軸になってきます。
この辺は好みなんですが、私は前作の方が好きでした。身体は女の子でも中身が男だとありがたみが薄れる。
女の子になりたいんじゃないんだ、女の子の周りで女の子の生活を感じたいんだ！という、どんなぱんつを履いているか本人になって確認するよりぱんつそのものになる方がロマンがある派なので、へんし～んの流れを汲む作品ということで手に取った今作はそこまで高い評価とはなりませんでした。
非日常を覗くというのは好きなジャンルではあるんですけども。
・ストーリーについて
身体を入れ替えられるアプリを手に入れた男が好き勝手やる話。いつも通りですね。
前述のとおり、今作は物ではなく相手そのものになります。入れ替わり。。。というと厳密にはちょっと違うのかな、相手は休眠状態になるので。都合のいい設定ですね、大好きです。
ということで、お話感というかテキスト感は前作へんし～んとは異なります。女の子の中に男が入る、というのは好き嫌い分かれるところ。プレイ前は気にならないかなと思ったのですが、残念ながら意外と気になりました。
へんし～んは『女子を女子として観察する』訳ですから、バレたらどうなる？もうちょっと出来るか？みたいなドキドキ感が主人公と共有できたんですが、今作は『女子と中身の入れ替わった主人公を観察』するゲーム。その時点でプレイヤーは主人公から視点が退いてしまう。今画面に見ている女子は女子じゃないわけです。身体意外。女子の生活を覗き見ているあの緊張感や興奮がない。
もちろん本人やその周りの人たちにバレたらマズい訳ですが、それはもう興奮からくるものとは根本的にベクトルが違います。バラしてから結ばれる過程よりこの生活の覗き見こそがこのゲームの醍醐味だと思いますので、この辺りは最後まで気になりました。
へんし～んは奇抜な発想でコンセプトからして尖った作品だっただけに、本作は随分平凡な作品になったなという印象。
ストーリーは相変わらず凝っていて最後の最後にネタバラシの要素もあるのですが、それよりなにより期待とは少し違ったなという感想の方が強かった作品でした。
・エロについて
エロ画自体は良いです。さすがあかざ氏。今作は処女膜の確認とか、割と直接的な描写も多かった印象ですね。
男の願望のようなものはきちっと表現されています。女の子と体が入れ替わったら世の男子は間違いなくするだろうことは裏切りなく描写されている。このあたりはしっかり描かれていて良かったですね。
身体の一部だけ入れ替えるというのも多少強引でしたがエロのシチュエーションとしては悪くなかったと思います。
あーこんなアプリあったらなぁ。
というわけで、エッチではあるけれど期待は越えなかった作品。
へんし～んを先に見てるだけに余計に、ですね。こっちを先にやっていたらもう少し評価は違ったかもしれませんが。
ただ、エロはエロいし単純に男子の願望はちゃんと余すことなく形になっているので、本作のタイトルやコンセプトを見て手に取る層は概ね満足できると思います。
へんし～んシリーズは大好きだっただけに続編が期待できないのが悲しいところ。いつかどこがが志を継いで出してくれることを願いたいですが、、、なかなかこの業界も厳しいみたいですね、本当に残念。。。