灯と暮葉が目当てなら是非、その他目当てならちょっと微妙、という感じ。本命とも言える葵ルートは「真面目に描きすぎている」のが欠点かなと
全国のお兄ちゃん待望の葵シナリオを引っ提げてのファンディスク。
相も変わらず自重を知らないパロディと萌えゲとしては最上級にエロいHシーン、というこの作品の魅力は十二分に楽しめました。
…が、ほぼフルプライスにしてはボリュームが少なめで、一部のヒロインはイチャラブが物足りなかったり
本命の葵シナリオが「真面目に描きすぎてて」求めていたものと少し違ったかな、というのが残念な点。
■灯・暮葉
こちらはデレデレのヒロインとひたすらイチャエロを繰り返すことに重きを置いており
後日談もそこそこに暮葉の甘えと灯のドMっぷりを心ゆくまで堪能できるシナリオとなっています。
本編ではツン⇒デレの落差がヤバかった二人ですが、今回もそのデレ具合は尋常じゃなくHシーン以外でも萌え転がれる事必至。
Favoriteとのテレカ騒動もあってか、中の人繋がりで灯に『星空のメモリア』のヒロインの口癖を言わせたのは面白かった。
灯のHシーンは3回、暮葉のHシーンは4回と相応の回数が用意されているのですが、灯3回目は母親の真紀との3Pとなっています。
サブキャラにもHシーンを与えるという意味では悪くないのだけど、灯単独でのHシーンが実質2回になっていること、
何より純粋に真紀のキャラとしての好みは分かれると思うのでそこは留意してもらいたい点。
個人的にもそうするなら灯を4回・暮葉を3回にして欲しかったかな、という思いがあります。
■加奈&鈴鹿・乙女
こちらは後日談を描きつつ間にイチャラブとHシーンを挟んでいるような造りになっています。
後日談もFDに必要な要素ではあるけど、やはり上二人に比べるとイチャラブが質量ともに圧倒的に足りないのが残念。
加奈と鈴鹿はシナリオに力が入りすぎ、乙女はシナリオの尺自体が短すぎな印象ですね…
Hシーンはそれぞれ加奈&鈴鹿が3回、乙女が2回。
ただ、こちらも加奈&鈴鹿は1回目が加奈・2回目が鈴鹿・3回目が3Pと分かれているので注意。
またなぜかこの二人のHシーンのCGには絵が崩れていて別人になってるようなものがあります(汗
■葵
上記の通り兄と妹の恋愛を真面目に描いた内容。
妹への恋愛感情に苦悩しながらもそれを乗り越え、それから周囲の理解を得ていく…という実妹モノとしては王道の展開ですが、
多くの人が葵シナリオに求めていたものとはちょっと違うんじゃないかなぁ、と。
真面目に描きすぎて、それこそ本編に入れとけよ!と言いたくなるようなシナリオになってしまっています。
悪いとは言わないけど、もっとはっちゃけたノリでひたすらエロくしたほうが良かったんじゃないかな…
Hシーンは4回と豊富ですが、エロさは加奈や乙女たちと同じくらいで「萌えゲにしては濃い」というレベルですね。
CG枚数も一応。
葵 CG3・HCG5
灯 CG2・HCG6
加奈&鈴鹿 CG1・HCG5
暮葉 CG2・HCG6
乙女 CG3・HCG4
SDCG 17 (使い回しのものも含む)
…という訳で、灯・暮葉目当てなら申し分ないですが、加奈&鈴鹿・乙女・葵目当てだと物足りなく感じるかも。
そもそもが値段の割にボリューム不足のため、「本編をやったなら必須!」とは言えないかなぁ、という感じです。