個別が終わってからが本番だった。かなり長いですが、話が進むにつれて段々評価の上がっていく作品でした
涼が最初から攻略できない事が分かった時点である程度予想はしてましたが、まさかこんなに長いとは…
設定の見せ方から考えても、「個別は前座」程度の認識で臨んだほうが良いかと。
本当に進めるにつれて点数が上がっていく作品でした。
とはいえ全体の感想としては、「設定を作り込んでるのに解決はやけにご都合主義だなぁ」というのが一番かな(汗
それなりに理詰めで進んでるんですが、いざという所で説明の無い解決法(=奇跡)になったり。
それでも縦にも横にも広い世界観や設定、細かい所までしっかり書いたシナリオは
「魂の作品」と言うに相応しい出来になっているのでは?
共通はやはり佳華の自分勝手な面がやけに目立ちます。何故だろう…
個人的にはそこまで不快に感じた訳でもないんですが、
佳華にも精霊が…ってなった時にモヤッとしたのも事実。
逆に個別は佳華ルートだけ色々な意味で頭一つ抜けてましたね。
出来は人によって賛否両論あるでしょうが、とりあえず雰囲気が他とは大違いなのは確か。
まぁ、他のルートは先に向けての伏線扱いのような所があるので
純粋に楽しめる個別としては佳華ルートが一番なんじゃないでしょうか。
共通で見えていた身勝手さも個別では薄れているし。
そして、個別を終わらせると随時タイトルでそのキャラの「絆語り」が解放されます。
後日談の要素もありますが、どちらかと言うと後の為に4人全員纏めてやったほうが良いかと。
ここらへんから(ようやく)設定の重厚さが分かってきます。
絆語りを4つ終わらせると「神語り」が解放。実質涼ルートです。
ここまでで既にかなり長いですが、これもまた結構な長さが…
途中バトルが数クリックで終わったりと拍子抜けな所もありますが、
それでもラストはしっかり感動。
「オールクリアに価値のある作品」まさにその通り。やるなら最後まで!
尻上がりな作品なので、面白くなければGive Upしてしまう人には向いてないかも。
終わった後にTipsを読むと開発陣のお茶目さが垣間見えて面白かったり。
これを見ると、2周目も楽しめるようになっているのが分かります。
…さすがに長いので今は保留ですが…