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い、妹だとォ！？
Trueルートとはなんだったのかと言いたいですが、これはこれで人が協力し合っているシーンはなかなか心地よいものがあります。
ただEDの曲は謎でしたね。初めて聞きました。
とりあえず全体を通して一秒もだれることなくプレイできました。
元々そこまで長い作品ではないのですが、それでも常にどこか緊迫感に包みこまれていて、テンポが良いといいますか、先が気になってスラスラ進みました。
おそらくこれはライターの瀬戸口氏の文才が大きな支えになっているのでしょう。
比喩がよく用いられていて、頭の中で場面を想像し易いのが良かったです。
音楽も安定して作風となじんでいて、メインテーマの弦楽器が素敵でした。
CGも予想していたよりも受け入れやすく、男性はもちろん、ヒロインも萌えとは程遠いですが魅力的に描かれていました。
とにかく素晴らしかった。
群青劇の利点はやはり各キャラの心情がプレイヤー視点でも分かることだと思うのですが、この作品は荒んでいく人の心をメインに、とても細かく書かれているのでのめり込むように読めました。
あと主人公と田能村さんカコイイネ！
2年前の震災などもありましたが、やはり人は協力しないとやれることはほとんどないのかもしれませんね。