ただ一人のヒロインを好きになれるかがカギ。
このゲーム、純愛しかクリアをしていない人が居ますが、
それでは半分しかこのゲームを理解したことになっていません。
どのエンドも、途中経過はどうあれど、ハッピーエンドだと私は思います。
もちろん、これは拓巳とほのかの視点に立った場合であって、
通常はおよそハッピーエンドとはいえないかもしれません。
しかし、私はこのゲームをして、製作者が「幸せの形は人それぞれで、
他人にとやかく言われるものではない」ということを伝えたかったのではないかと、
強く感じました。
このような視点に立てば、彼らがいかに満たされ、
幸せであるかを理解できると思います。
たとえそれが、歪んだ形の、不器用な偏愛であっても。
いじめについて
ここで述べることは、あくまで私の経験からの考えであると断っておきます。
このゲームでは、いじめという現代社会における問題が取り上げられています。
自分が見た限りでは、このゲームで展開されるいじめは相当酷い部類に入ると思います。
私も、幼いころからいじめられたり、他人をいじめたりしてきました。
私は、このことに関して言い訳をするつもりも、弁明をするつもりもありません。
もちろん、逆に私をいじめていた相手に謝罪してもらおうとも思いません。
ですが、今客観的に、冷静になって考えてみると、いじめられる側にも問題があると感じます。
確かに、いじめられるにしても、いじめられる原因は本人の不本意に寄るところも多いです。
しかし、いじめられる人は、まずそこに気が付いて改善をするか、
何らかの防衛手段をとるべきでもあると自分は思います。
いじめる人を撲滅するのは、人類が存続する以上、まず不可能です。
であれば、いじめられる側が、どうにかする以上ないと思います。
いじめるにせよ、いじめられるにせよ、経験上、周りはほとんど助けてくれません。
いじめをなくすには、いじめらている人が、第一に心を強く持ち、抵抗していくことが大切で、
受身になっていないで、出来ることならば積極的に周りに助けを求めていくことが肝要です。
誰も助けてくれない状況だとしても、抵抗することを忘れないでください。
自分はそうやっていじめを切り抜けました。