歪で不条理な世界で苦痛を叫び抗い続ける物語
"演劇"をテーマとした 世界の"悲劇"をユーザーに訴えるのは、私好みであった。
特に中盤あたりの展開はシナリオだけでなく演出面としてギミックが機能したのが大きな評価に至ります。実はウグイスカグラの作品をプレイするのは初めてだったのですが、ここまで素晴らしい内容だとは思いもしなかった。
最初は大きな期待はいなかったのですよ。本当に心の底から良かった。
特に劇団ランビリスのメンバーが徐々にどんな人生を歩んだのかが明らかになってきて来々さんには非常に共感してしまった。
後はなんといっても、ハナさんが来々さんにいったあのセリフ。
あれはずるいよ。あのセリフを聞けたから 評価を高くしたと過言ではない。
一点挙げるとしたら、最終章中盤のシナリオが最終章の序盤とループしていたので、
もう少し省略もしくはセリフ回しを変えてほしかった。(語り手が違うので別に良かったですが)