3章だけ悪者にされているが、1~2章も酷かったよこれ。なぞっている歴史の面白さに依拠しているだけ。この作品独自の要素で惹かれるものがない。
・ループの始点が壇ノ浦の後から
・公式サイトでわざわざヒロインが二人と限定(しかもHシーンの数まで)している
この2点の制約があるせいで物語に広がりが出ない。
伏線の張り方も、作を重ねる毎に雑になっている。
文句ばかり書いているが私は『ChuSinGura46+1』の4章のような、
今まで肯定又は否定的に描いてきたものに対する懐疑、という展開こそ歴史ものの醍醐味だと思っていて、
本作も義経の行動が必ずしも贔屓されるようなものではなかったのではないか?という点に主眼を置いてほしかった。
途中(鎌倉に無断で朝廷から官位を授かるなど)でそのような描写も出てきたのだが、テンプレ通りの頼朝が悪い!でサラっと流されてしまって残念。
作者にはメーカーの処女作の1~4章のような作りのものに立ち戻ってもらいたいが、
いい加減毎回裏切られているので次はもう買わないかもしれない。