母親は意思と未来を伝え、娘は意志と希望を手にし、先へと進む。過去は奇跡と逃避によって変えられ、未来は決意と力によって変えられる。それはとてもやさしい、とてもやさしいおとぎばなし。
まさかのマルチエンディング
熱が冷めてからED回収したせいで評価しづらい･･･
三作分まとめて評価
基本シナリオ
Vol.1:79点 Vol.2:78点 Vol.3:81点 総合80点
加点:音楽+1点、イラスト+1点、ED+1点
減点:伏線-1点、
雑誌付録なのでフリー扱いするかどうか迷ったが、
これ目当てで買う人もいるので、3500円相当で採点。
シナリオ
全体的に綺麗にまとめた良作。
中だるみがなく、各作品とも抑揚をしっかりした点は非常によかった。
欠点は伏線を投げっぱにして、記憶の改竄で処理したのがあったのが微妙。
あと、シナリオがありきたりな感が否めないのもマイナス。
まあ、導入良し、テンポ良し、終わり良しの良作なんだけどね。
イラスト
個人的には合わなかった。
ただ、上手いとは思う。
上手い原画家を使ってるからこそ、イベントCGをもっと増やしてもよかったかなと。
BGM
記憶に残った曲こそないけど、悪くはなかった。
ボーカル曲
かなり多くてビビったｗ
ただ、挿入歌ってのは切り札として認識してるので、多様するくらいなら、
過去との別れシーンでのみ使ったほうがいいんじゃないかとも思った。
まあ、作品のテーマが音楽だから仕方がないかもしれないけど。
ムービー
自分は神月社が好きなんだと再認識。
もうちょっとアップテンポなムービーのほうが好きです。
システム
普通。悪くはないけど、印象的なシステムもなし。
不快にならない程度のサポートはしてくれる。
総評
総プレイ時間が6時間程度の割に、3500円ってのは少し高い気がする。
まあ、同人の有名所を結構使ってるし、全体的に高い水準だったので仕方がないんだろうけど。
短いながらもよくまとめた、広げた風呂敷も大体畳んだ良い出来。
導入良し、テンポ良し、終わり良しの良作なので、今年の冬コミでまともな作品がないとお思いの方、
08年後期が地雷しかないとお思いの方、一度この作品をプレイしてみても後悔はしないと思います。
ネタバレ感想で未プレイ者に作品勧める意味は全くないですが･･･。
余談
circletempoのナカオボウシのライター買いなのに、
箱にもOHPにもその名前はなく、Vol.3のEDでその名前がちょろっとだけでたってのはどういうこった？