成実ちゃん悲惨過ぎ
アニメーションのOPムービー、動く背景、口パク＆瞬きする立ち絵といった気合の入った演出が目を引きます
シナリオ部分がそれらの要素と比べて若干負け気味なのが悲しい
特に「黒白双舞ノ章」と「赤キ縁ノ章」の二つがパラレルワールド気味で、互いの要素が乖離しているのが残念
OPやパッケージ裏に、いかにもヒロインっぽく写っている倫子が実際には
ルート無しの1ENDのみの要員なのも、ちょっと気になりました
とは言え、なんちゃって伝奇ではなく、ちゃんと設定、説明に説得力があったり
赤キ縁ノ章の日置の入れ替わりや、黒白双舞ノ章で現代で不老不死を求める勢力として、製薬会社の人間たちを
出してきたりと単なる因習、伝奇物というだけでなく一工夫加えているのは良かったです
はづきルートでの姉妹再会、沙耶ルートでの真崎の想いを受け取っての最後の戦い、
真由ルートでの湖底での真由との語らいでは不覚にもウルウルきたりもしましたし
ただ全体的に見ると、どうしても可も無く不可も無い印象になってしまうんですよね
深く印象に残らないというか……
後、沙耶ルートでは最後の敵として現れた弾正が真由ルートでは影も形も無いのは何故？
バッドエンドでそれらしき存在が出てきましたが、何故真由ルートでだけ封印解除前に出てきたの？
そして一言感想に書いたとおり、成美の扱いが余りに悪すぎる
神社の巫女なのにルートが因習要素にも伝奇要素にも掠りすらしない上に、他ルートでは陵辱されて死ぬという……
特に沙耶ルートで奇魂に輪姦される場面は、やたらと気合の入った描写で流石に可哀想になりました
いくら本人のルートにバッドエンドが無いからってこれは……
可哀想といえば沙耶もある意味で成実以上に可哀想かも
メインヒロインなのに普通のHシーンが無く、レイプのみという斬新さ
更には真由エンドでの描写も中々きついです