スノードロップ(雪のしずく)和名は待雪草… 花言葉は「希望」か「慰め」それとも「死の象徴」…
思わず教皇様の教えである「救われぬ者に救いの手を」と言いたくなりますね。
有りがちですが、我が国の貧困層や生活弱者の実態を具現化したような設定であり、ストーリーでした。
感想を申し上げるなら面白かったというより「救われぬ者に救いの手を」ですね。
親を亡くし、頼る親戚も居ない兄妹を中心とした物語ですが、病弱の妹と学校を辞めて働く兄との情事を中心に物語が進んで行きます。
ヒモのチンピラに情婦、闇医者に風呂なしボロアパートと週一の銭湯通い、寂れた貧困街…
兄の働き先がコンビニと言うのは、今時感が有りますね。
まぁ昭和チックなら建設現場と言うのが相場だと思いますが…
しかし、どの√を選んでも結果的には不幸な結末になるんですがね。
この作品の特徴としてグラフィック面で丁寧にレトロチックに描かれていますね。
個人的な趣味も有りますが、絵的に良く出来ています。
また、エロシーンの画も多彩且つ丁寧でした。
待雪草の花言葉で有る「希望」か「慰め」、それとも「死の象徴」をテーマにしたような作品です。
キャラゲ~にハッピーエンド至上主義が闊歩する近代の業界では異色作ですね!
そんな感じの作品でした。