コストパフォーマンスは非常に優秀。長文はネタバレ。
神楽幻想譚のアフターストーリー。
神楽道中記の追加シナリオはアペンド形式だったが、今作は単体でも動作する。
●シナリオ
皆無。
あの幻想譚の続編、誰もシナリオには期待していなかっただろうが、
見ていてイライラとする展開が多かったのは減点。
ただ、文量自体も少ないので、さほど気にならなかったと言えば。
出産エンドの内容は、正直かなり許し難い。
やりたかったことは分かるが、出産エンドという BADEND で見たいのはコレジャナイ。
今回は挑戦的だったとしても、次回作からはしっかり BADEND して頂きたい。
逆に、処女のままクリアした場合に、ヒロインとの H が見られるのは良し。
●ゲームシステム
幻想譚とほぼ同じ。
操作キャラが奏一人なので、槍（二マス攻撃）はナシ。
必殺技も一新。
晶にアイテムや罠を探してもらったり、晶を撃ち出すことで貫通攻撃をしたり。
一目散に類するスキルがないのはちょっと痛い。
本編のダンジョンは 10 層程度が 3 つ。
クリア後に出てくる追加ダンジョンは、なかなかイロモノで、運要素は強いが楽しい。
やっぱり道中を探索している時が一番楽しい。
ボスは、更に硬く、更に嫌らしく、非常に面倒になっている。
●エロ
いつもの神楽。
即堕ち、多くのバリエーション、陵辱から純愛まで。
奏がメイン。
クリア後の追加ダンジョン「汚れた深山」のボスは、独自の陵辱イベントの為、挑戦必須。
晶は、それぞれ条件を満たすと発生する H イベントが、数シーン。
妖怪を捕獲した時か、レア妖怪を撃破した時に、確率で入手する魂の欠片、
これを一定数以上集めることで発生する H イベントが数シーン。
2 章のボスに負けると、特殊 BADEND 。
最終章に入ってから負けても見られないので注意。
周回の際「最終章から」という選択肢を入れておきながら、この条件はちょっと不親切な気が。
どうでもいいですが、なりすまし陵辱は今までの神楽シリーズになかった感じで非常に良かったですね。
●総評
抜きゲとして、コストパフォーマンスは非常に優秀。
ミドルプライスとは思えないシーン数の多さ、
妖怪の数だけあるシチュエーション、
サブヒロイン達のエロもしっかり用意されており、
何より美麗グラフィック。
神楽シリーズのエロが肌に合わないのであれば別だが、オススメの抜きゲである。
ゲームとしては、良くも悪くも幻想譚の続編。
特にキャラクターにこだわりがないのであれば、
幻想譚よりも早春賦を買った方がいいのではないか、と思ったり思わなかったり。