最近ではめっきり少なくなった題材を真っ向勝負でぶつけた意欲作
5年かそれより前の作品には一人くらいあった程度の、生と死を題材に持ったヒロインをこの作品では全編に渡って織り込んだ作りになっている。
グランドルートもあり、テキストも良い意味で熟練の書き手のものとはっきり体験版で判ると思う。
ただしコメディな日常部分は流石に凡百の物としか言えないので注意。
また特筆するべき点が一つあり、この作品で桐谷華さんがノノのCVをあてているわけであるが、この声はちょっと反則というか…多分これからこの声っぽくお願いしますと別メーカーからも依頼が来るだろうと思われるレベルの新境地。
それとBGMにはクラシックの聞き慣れた曲やその編曲が多数で、変に合わないという事も無かったのでじっくりと落ち着いてプレイするには良い効果があったかと思う(有名な曲ばかりなので人によってイメージの乖離がある事は承知の上)