「承」として申し分のない完成度。EP1がドラマチックな終わりでEP2への期待を高めていたこととは逆に、メランコリックな終わり方。 Wizardは個人的に「銀色」の1章を彷彿とさせてくれる。
感想はEP4でまとめて書くのでここでは少しだけ。
EP1が終わって、登場人物らの仲良さげなタイトル画面から夕暮れの中で手を振り合う「別れ」に変わったのが印象的。
EP1がドラマチックな終わりでEP2への期待を高めていたこととは逆に、EP2ではメランコリックな終わり方である。
姫さまが仲間になるのはどうかなぁなんて思っていた私にとって、この別れから次章への引継ぎはこれ以上ない終わりだった。
魔法使いとして共に生きていくことを”覚悟”として求める主人公に対して、自らのすべきことを示すことで異なる”覚悟”を見せる。
語尾の「にゃん」は一瞬の魔法使い見習いとして、婚約もその場で決めて、主人公の重荷にならないように見送った一幕は時代錯誤かもしれないが「いい女」の一言に尽きる。
少し登場した小梅サイドのストーリーも味付けが違ってよい。淡々とした簡潔な描写が絶望感を表現している様はなかなか真似ができるものでは無いライターの妙だ。個人的には「銀色」の1章を思い出した。
ひとりのライターが紡ぐ二つのストーリーがこれからクロスオーバーしていく展開が楽しみだ。
出来れば姫様やA子、B子に再会する未来が見たいとは思うのだが、タイトルを見る限り厳しいのかなぁ。