古典的な三角関係物のリニューアル版。
アイドル活動に忙しい恋人の由綺とすれ違い、他の魅力的な女の子たちにフラフラしてみたり、由綺を信じて支えたりするお話し。
稀にフリーズするようなので、こまめなセーブを推奨。
自分はコンプするまで3度固まった(DL版)。
ふよふよと動く綺麗な立ち絵がなかなか良好。
その分、動作がもっさりとしていたようにも感じた。
無印発売当時は、由綺だ理奈だ、いいや千歳ちゃんだと、PC雑誌で大々的に扱われていたのを横目で見ながら、ボルテやラッチや北条政子とずっと子作りをしていたので結局やらずじまい。
最近お手軽価格のリメイクDL版が発売されていたことに気づき、WA2が良かったこともあったので購入してみた。
とまあ気になるタイトルだったものの、特に思い入れがあるわけでも無いので淡々と批評すると、リメイク物とは言え、多分当時の作風そのままと思われる脚本なので、今のADVに比べるとヒロインとのイベントが少なく、主人公と各ヒロインの関係が希薄。
主人公やヒロインの心情描写や、間男の思惑等も曖昧だったので、恋愛話しとしてはちょっと物足りなかったかも。
唯一、追加ヒロインの小夜子ルートだけは別で、演出やキャラの掘り下げを今風の味で仕上げているので、現在のエロゲーマーにも合うのかなと思う。
A○Bでは無く、○娘。風のダメっ子ヒロインに、栄枯盛衰の激しいアイドル業の悲哀を感じてしんみり。
主人公に恋人がいるため由綺以外のヒロインに近づくと、必然的に浮気ルートに突入することになるけれど、元から由綺との恋愛関係が希薄に感じるので罪悪感は薄く、由綺も由綺で主人公への執着心が薄く、男の理想を体現したかのようなしつこくない淡白な良い子なので、三角関係物にそんなものを求めるのかは置いといて、ドロドロして鬱りたくない人でもとりあえず安心してプレイ出来るとは思います。