お粗末なファンタジーTD。
主人公は復活した魔王様で、捕らえた姫君たちを救出に来る敵軍を、魔王城で迎え撃って一網打尽にするのが一応のシナリオ。
Hシーン数はそれなりにあるものの、お粗末なゲーム部分や、思わず途方に暮れてしまうような説明や演出が圧倒的に足りていないシナリオが、とてもほぼフルプライスのゲームとは思えない。
3,800円の低価格物と言われても疑問に思わなかったかも。
普通のエロゲーのヒロインに相当する姫たちもシャーディを除いて使い捨て、自軍の女の子モンスターユニットも、ただの盤面の駒でしかないので、気合の入ったキャラデザが本当に勿体無い。
発売当時の自分は、なんで買ってしまったのだろうか。
ゲーム部分は、広範囲攻撃 + 麻痺や鈍足の付与がある 「サキュバス」 を召喚するか、傭兵の 「女郎蜘蛛」、「九尾」 あたりを雇って強化するだけでなんとかなるレベルの、シンプルでバランスの悪いもので、縛りを設けて遊んでいたけれど、MAPに変化が乏しく、戦略の自由度も低かったので早い段階で飽きてしまった。
価格にもよるけれど、TD目当ての人は今更ながら回避推奨。
とまあ、発売当初はあまりにも酷い内容に加えて、ヒロインのうち勇者ユリウスにHシーンが無かったりしたので、むしゃくしゃして45点を入力。
最近、ユリウスのHシーンやMAPが追加された大容量の追加パッチ分をやってみたので、5点を加えて50点に変更しておきます。