最後のナレーションにすべてが詰まっている
今回の作品は完全なるハッピーエンドとは言えないが、この終わり方でこそのものもあると思う。ある意味、Key作品っぽい終わり方であったといえるだろう。最後のところでこれからの未来に対しての希望を残して終わることによって、考えさせられるものがあると感じる。フィリアの成長には心打たれてるものがあった。特に、終盤のフィリアの成長具合がいかつい。特に、最後にジュードを自分の手で埋葬するシーンは今までのフィリアでは絶対にできないことだと思う。ここまでの成長の仕方をユーザーにすべて見せることによって、最後のシーンに対する感動の度合いが格段に上がると思う。また、OPとEDの出来も素晴らしいものがある。それぞれの楽曲でこのゲームの初めから終わりのお展開を歌っていて、クリアした後に聞いてみると印象がガラッと変わる。