euphoriaは伊達じゃない
私がプレイした順番は、「凛音→合歓→梨香→先生→叶」です。凛音√は強姦集団VS宗教団体という非常に危ないシナリオで手に汗握る展開でした。最初に経験しておくべきシナリオだと思います。合歓√は話が途中で終わってしまうので結局何なのか分からないため、インパクト的にも凛音√の後にプレイした方が良いと思います。
凛音・合歓両ルートをプレイした後に梨香√をプレイしたのは良かったです。
梨香の態度はあざとく自己中心的な振る舞いをします。それに他者に対する配慮の念を欠いています。あまつさえ、凛音√と合歓√では支配者のご機嫌を伺って尻尾を振る、名実共に犬になります。ここで梨香に対するキチゲが溜まるはずです。
さあ、キチゲ解放の時がやってきました。梨香√はエロゲをかじっている人なら聞いたことがある「壁プレス」をはじめ、残虐なプレイが続きます。しかも序盤から鬼畜さが他√とは一線を画します。公式も梨香ウザいって分かっててシナリオ書いているのではないかと疑うほどです。それにしても酷いです。しかし自業自得なので私は何も言いません。その分後半は自分の力で未来を切り開いたので、明るい？展開になりほっとしたところではありました。
物語の展開は秀逸でした。白い部屋での鍵と鍵穴の関係から脱出すると、学園での支配者と被支配者の関係に変化し、最終的には純愛物語になります。先行きが不透明なので頭にはてなマークを浮かべながら一心不乱にプレイすることが出来ます。途中に登場する伏線は全て回収されます。凛音の宗教団体についても回収されます。そうか、「楽園」ってそういう意味だったのかと納得しました。ご都合主義だという批判もあるかもしれませんが、私はすんなり頭に入ってきました。物語の急所をよく押えていると思います。嫌悪感を抱かせておいて実は主人公の純愛対象であった、という設定や、幼馴染だと思っていると実は研究者だったという設定など、プレイヤーは恰もジェットコースターに乗っているが如くシナリオが急変して面白かったです。周りの友人にも勧めたいのですが、如何せんハードなプレイが多いので勧めたいけど勧められないジレンマに苛まれています。
面白いゲームであればあるほど、全てクリアした後のカタルシスにより数日間は何のゲームも手に付きません。本当にeuphoriaは凌辱ゲームの金字塔でした。数日間大変お世話になりました。