復讐モノとしてとても美味しい。
燃えゲーというほどバトルはないけど、キレのある戦闘シーンはとても良い。
あと何より復讐モノとして良い。復讐のためにあらゆるモノを切り捨てる彰護が終盤で前提を問い直されるのが良いですね。最後の社会性を剥奪された彼はもうこの世界の人間ではない。その彼を繋ぎ止める唯一の存在が……って美しいよね。まさかこんなに美しいとは思わなかったよね。報われても救われてないけど。
まさかそれが終わった後に解放されるもう一つのルートは救われるんだろうなあと思いましたが、魔女が即堕ちするのは変わらず、男の愛の物語でしたね。最強の魔女を戦闘では勝てないからエロシーンで勝つのは笑った。
というか、印象に残るのが男キャラばかりなんだが。シーン単位の印象では勝る魔女は多いんだけど、即堕ちしまくるので、キャラのシリアス度を保てない。そういうのがない男キャラが目立つのでハードボイルドな感じに仕上がっている……ナニコレ。
長くなりすぎず、きっちり終わっていて良いですね。
ひとつ突っ込むならそんなにセックスされながら切られて人間が生きていけるわけ無いだろ!! そんなになる前にしぬよ!!!