パワーダウンもやむなしか
プレイ環境を一新しようやく完遂。低価格帯という事もあり長くはないのですが、あまりイケた内容でもなく後回しにされていました。
今作では前作のもう1人の主人公であるサーティーンとその妹がメインとなり、前作のメイン主人公フォルトゥナは外れています。妹の変身したジョーカーはサーティーンに負けず劣らず元ネタ(かどうかは分かりませんが)へのリスペクト力が高く、黒井先生的にも大満足だとおもいます。
基本的なストーリーの作りは前作を踏襲していて、相変わらず調子に乗ると死ぬ。へっぽこな選択肢でエロシーン突入即バッドエンドもお馴染み。
なんですけど前作ほど印象的なシーンというのは無かったですね。前作は紛いなりにもダブルヒロインの成長や視点の違いによるストーリーの変化などエロ以外にも魅せる工夫というのがされていた訳ですけど、そういう要素が低価格化によって省かれてエロシーン以外見る所の無い物に。Hシーンも前作の悪い意味で個性的な連中と異なり無個性且つ責めも工夫不足でおススメシーンも見出せずに終わってしまいました。この辺は仕方ない部分もあって、黒井先生がプッシュしている耳姦脳姦に私がおっつけてないのもあります。でもこれってエロいというよりグロいよなあ。
個人的なゲーム最大の問題は、Hシーン全16シーン中1/4の4シーンがサブキャラの2人に使われてる事なんですよね。前作でも殆どおまけ扱いの連中のためにそこまで枠を割く必要は果たしてあったのか。終いにはアフターストーリーと称してクリアのおまけになっていますが、前作でもあったバッド選択肢のシーンの後に一緒についてきたサブキャラのシーンを、展開そのままに切り離しただけです。あんまりかったるかったんでジャスティスさんのシーン全飛ばししました(怒)。
でも神剣桜花氏のCGはかなり良くなっているし、前作のラスボスとジョーカーの一連のシーンは前作既プレイ者には感慨深い。これによってこのゲームはかなり救われている。あとは相変わらず気合いの入った戦闘用非エロ一枚絵。
このゲームはジョーカーさんの凛々しい一枚絵を拝むためのものです。ほかはいろんな要素がパワーダウンしてしまってどうしようもない。でも所詮はお手頃価格な訳だし一点突破できるポイントがあればいいんじゃないかと思います。別にそれが18禁要素関係なくても。