これぐらいが一番良いのかも知れません
シンセミアとか花の野に咲くうたかたの的な分岐型ノベルゲーです。
ルートをクリアすると途中に新たな分岐が出来るタイプ。シナリオをクリアする毎に新しい情報が出たり、謎の解が出たり。伝奇的なネタですからシンセミアに近いです。
伝奇系シリアスだとボリュームはこれぐらいが意外とBESTかも知れません。
過去作なんかだとネタを仕込みすぎで途中でよく判らなくなったり、SF考証的に無理があったりしましたし。
プレイ時間としてはそれほど長くはなりませんが、グランドフィナーレ＋Afterでのまとまりは非常にスッキリです。
ネタバラしとフィナーレに向けての仕込みの為に攻略巡に自由度はありません。
個人的にはメインヒロイン1号さんの扱いがちょっと可哀想な気がします。
本人Bad以外のルートでもちょくちょく死にますし、本人ENDも父親含む一族全滅のあげくの逃避行END･･･
もう少し救いのあるGoodENDが欲しかったですね。
それに引き替えメインヒロイン2号さん。
それまでのルートで主人公やヒロイン含めて殺しまくりです。
本人ルートにBadとGoodがあるのは良いのですが、グランドフィナーレ的シナリオも事実上2号さんルート。
別ルートとはいえこれまで共に闘ってきた1号さんの立場が･･･。
個人的にも1号のキャラが結構良かっただけに、シナリオ的に仕方ないとはいえ無念。
せめてハーレムエンドにしろぉ！！