やられました(ストーリーラインまとめ)
まず初めに、雑記
“全年齢の壁”
このゲームが全年齢であろうがなかろうかは私にとってはあまり意味をなさない境界線だったのだけれど、制作する側からするとこの点はかなり苦労したという旨の記述が目に付きましたね。
例えば、CGで『キスシーンでは唇が当たってはいけない』とか『入浴シーンは湯気はアウトでタオルはセーフ』だとか、、
んまあでもそんな規制がある中で、秋篇 絵コンテのev29“マユリを想って切なくなって頑張ってる蘇芳”、布団の中の左手は添えるだけなシーン(cv.名塚佳織)を挟んだことはアカデミー賞級の評価を得るべきだろう、そうでしょう?(秋篇extra蘇芳視点より)
貴船さゆりの死
ここでの表現ってなんでぼかしたんですかね、画集のほうには『薬の瓶を手にとった…』という服毒自殺をしたような表現があるんですけど、、
これもやはり“全年齢の壁”なんでしょうか、
いや、この点は直接的な死の描写を避けるっていう公約のほうが大きい気がしますね
八代譲葉殴打事件と“義理”
Grand Finaleでは”バスキア一族の誰か”と はぐらかされましたけど、何故ここでシオンの母親—イベリス=バスキアの名前を伝えなかったのかは、譲葉の性格と、”運悪く”殴ってしまった彼女の名誉ってことでいいんでしょうか(画集でのネリネとの会話)
”義理”についてはあのクリスマスの日の二人の失踪後、
ダリアが『保護者代わりになること・生活費を援助すること・月一回の近況報告をすること』を約束させ、彼女たちを引き留めるのではなく見守ることを選んだ、その際の恩義のことを示している。
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えりちど!についての疑問
これは夏篇のメインであった『八重垣えりか』と『考崎千鳥』のカップリングのことを指し、代表のスギナミキがTwitterのカバー画像に設定するほどに愛されている二人の関係性です。しかし、この冬篇では八代譲葉による “窓を覗く” という特殊能力(?)によって、えりかの好きな人が『白羽蘇芳』であるような記述がなされます。では何故、えりちどはここまで人気があるのでしょうか… ?
確かに、夏篇ラストのタイトル画面(おでこへのキスシーン)・千鳥の手記・「Chaleur」(vo.考崎千鳥)といった要素は、私達をひっくり返らせたトンデモで最高な百合であることは間違いありませんが、ここに三角関係がある場合はこれらについて懐疑的な姿勢を取らざるを得ません。(それとも、千鳥の片思いを応援する気持ちがえりちどの人気の正体なのでしょうか?)(読み逃しがあるのであればぜひとも指摘してください)
限定冊子『FLOWERS 20』の立花の説明にて
『相変わらずの三角関係ではあるが、この心地よさは立花にとって
蘇芳とマユリの三人で築き上げた関係とはまた別の大切な支えになっている。』
っていう記述があって、外間先輩と石蕗と立花でトライアングルを形成してる描写、
これ読んだときにほんとに頭抱えました…
(この長文感想ページの他の人の感想見てみると、『天ノ少女まじで はよ』って言ってる人が一定数いたので、自分は順番が逆でほんとうによかったと感じました。)
『Fairy Wreath』
……好きすぎてほんとに泣いちゃったぁ
以下 ぷれいめも
※ここではストーリーラインが簡単に纏めてあります 著作権法に触れるようでしたら即削除いたします
プロローグ
とある一室 まるで“お伽噺の世界” 匂坂マユリ《—天に行われるごとく、地に行われるように》
“始まり”を告げる鐘の音 迎えに来た者
(秋篇ラストからの続き) —旧聖堂跡
“バスキア”の墓前 ニワトコの木 墓碑銘「小さき花 無慈悲な死 天上の枯れることのない庭へ」
???・バスキア → “シオン”・バスキア
——OP『Fairy Wreath』
Chapter.1 Entre le diable et la mer bleu profond 《悪魔と青く深い海の間で》
救いのない二つの問いに迫られながらも希望を失うことのない少女のお話
*学院 小御門ネリネと八代譲葉が去った空虚
閑かな冬休み 喪失 マユリを思う
*自室 えりか、千鳥、立花、蘇芳
実家には帰らないみんな (選択肢1)
昼食会 沙沙貴姉妹が加わる ハンバーガー お茶会へ (選択肢2)
蘇芳「シオン=バスキアを調べ始める」
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*イズニク —年鑑を捲る蘇芳 (bgm-冬のアングレカム)
バスキアの養父? 手伝おうとする立花、しかし知られてはいけない そこへ合唱部の呼び出し→回避
昼食(ブリトー)を持って来てくれたえりか、食後 蘇芳「一緒にトイレ…!」(目を輝かせて)
(選択肢3)蘇芳「タルパとは?」 えりか「人の形をした、禅の邪魔をする煩悩」
現代のタルパ—イマジナリーフレンド
イズニクに篭って三日目 立花―蘇芳を心配し、一時間おきの紅茶の提供 ティータイム
(選択肢4)タルパについて 頼みごと、恐い話題なので立花に相談することを避けた すると苺から面白い提案が—
*東屋横 雪遊び
姉妹で雪だるま 大量の雪うさぎ 蘇芳と立花でカマクラ作り 設計担当のえりか
蘇芳「えりかさんは私がお姫様抱っこでカマクラに」 雪合戦 ほくろ一つの雪だるま
*帰り道 —千鳥との会話 千鳥の朗笑にマユリの姿を視、涙する蘇芳
雪遊びの本当の立案者は花菱立花 千鳥「白羽さんを守ろうと心を砕いている人がいることを忘れないで」
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*エントランス 千鳥と勧めていた本の話 香水の話題 千鳥「白羽さんを手伝う」
*バレエ室 ジュテの指導 二つの映画『赤い靴』
一緒に映画を観る約束 バレエを“俯瞰”で観る。 “バスキア”探しに感情的になっていたことに気付く蘇芳
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食堂での昼食後
*自室 —アミティエ同士でのお茶会 ~ピリ辛カットサラミを添えて~
えりかによる冬の怪談『赤い紐』 血と種を使った呪(まじな)い
かばんを教室に忘れてしまった蘇芳 バスキア教諭を見かける —温室へ
*温室 隠されたように咲く学院の花 アングレカムを見つける
花言葉の“祈り” ロバート・ブラウニングによる“神、空にしろしめす。すべて世は事もなし” この言葉が不意に浮かぶ
*イズニク 調べ物が空振りに終わり、落胆する蘇芳
シオン=バスキアの文字は年鑑にはなかった。現場百遍
*旧聖堂跡 “彼”の墓石へ手向けられた白い花 「大切なもの遠ざける」という祖父の話
蘇芳の直感「シオンの名をダリア先生に告げてはいけない気がする…」と告げる
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*図書室 供えられた花、バスキア教諭、温室で育てられていたこと 考え込む蘇芳
其処へ、反応がない彼女に話しかける立花「もしかして何か悩んでいることがあるんじゃないって思うの」 昼食へと手を取るアミティエ 温かな手
フックマン、心の芯が凍えていたあの夜を思い出す蘇芳
*学院への道 夜
ヘミングウェイ“誰かを信頼できるかを試すのに一番良い方法は、彼らを信頼してみることだ” 友人を得たかったが、今では友人を欺いている自分
*美術室 春の陽だまりのようなアミティエを想う蘇芳
彼女が残した絵 助けを求める モーツァルトの魔笛
物音 闇の中の誰か バスキアだと想定し、話しかける蘇芳
“……蘇芳” 聞き覚えのある声音、マユリ
???「忘れてくれ…」「私のことは忘れてほしいんだ」
「—遠く離れていても、君の幸せを祈っているよ」
追わなくてはならないのに動かない足、 蘇芳「必ず迎えにいくーっ」
愛されない自分 「欠陥品は愛されない」という義母の囁き
Chapter.2 Mineur 《坑夫》
変わらぬ想いを標本にして閉じ込めた愚かな少女のお話
(変化とは本当に佳いことなのか 変わらないようにするための努力を学院で識った)
*自室 朝 ニカイアの会の会長としての始業式が控えている
しかし—一昨日のマユリのと邂逅
蘇芳「優しい拒絶」 新しい制服がまるで喪服のよう
*教室 制服の話 魂を抜かれただ見つめることしかできなかったとアミティエを鬼の首でも取ったかのように話す立花 謎の対抗心でえりかを推す千鳥(選択肢5)
ヘミングウェイ“今ないものについて考えることはできない。今あるもので、何ができるかを考えるときである”
蘇芳の回想 彼女、バスキア教諭が新しい科目“標本学”が今学期から始まるとクラスへ告げる
*標本室 壁に飾られる 草花、鉱物、昆虫—蝶
ダリア「標本学は思い出を固着させるもの。」
自らが制作したという標本—蝶が串刺しにされたものを生徒たちに見せる。
沙沙貴姉妹「嗅ぎ慣れたにおい」
(選択肢6) 大きな青い蝶を見定めた蘇芳、母親が醜く嗤い、「貴女が指に留めていた青い蝶の本当の姿を教えてあげる。」「あれは—」
すると、蘇芳は声を荒げ 標本を落として壊してしまう
*保健室 回顧 祖父の言葉“心の傷から逃げてはいけない”
昼過ぎ 迎えに来た立花 其処へ— 石蕗千佳(三角関係の縺れから“シェイプシフター”を起こした転入生)が立花へ相談が、と現れる
立花がニカイアに誘い、気を回した経緯 強く慕っている様子
*エントランス えりかと千鳥と会う 昼食を準備してくれていた 千鳥のダリアへの嫉妬
(選択肢7)
*聖堂 祈りを捧げるバスキア
あのことについて訊ねるのは神前であるいまか、
春先には考えられないような巧い、話の切り出し方をする蘇芳
頃合をはかり、方喰寮長について尋ねる
左耳には語りかけてくる義母の声を無視し、“バスキア姓”について訊ねると……
無口で見下し、何も言わぬまま立ち去ってしまう。 消えない、消えたように錯覚していただけの義母の声
*イズニク 心此処にあらずな蘇芳
“一人の孤独は耐えられるけれど、大勢の中での孤独は耐えられない”
八代譲葉と比較される蘇芳 そして、彼女からの餞別“僕が一年前に調べた、とある事件”
*図書室 一年前の、当時の三年生が一時に学院を去ったこと 年間を調べる蘇芳
“血塗れメアリー” 儀式を行ったときのこと 林檎が死神を視、苺が声を聞いた
えりかを押して入室してきた林檎 (選択肢8)
年鑑を隠すと、私たちは親友 三年生が辞めていったことを調べることに為る
///アイキャッチ5///
*エントランス 待ち合わせていた林檎 えりかは不在
姉が部屋の模様替えをしていたら飼っていたかえるがいなくなってしまった。名探偵のえりかも協力することに…と林檎 今回は林檎が探偵役に
林檎 “白羽!” “悪い。待たせちまったようだな” (えりかの声真似)
事件の内容を知っているはずの三年生たちは皆同じように口を閉ざす
*寄宿舎への道すがら
蘇芳 “僕も同じことを考えていたよ” “佳い考えだと思ったんだがな” (譲葉の声真似)
辞めていった三年生の共通点 料理部の先輩に話を訊くも進展はなかった
小御門ネリネのアミティエである萩原先輩に話を訊くことに
*寄宿舎前 立花の悲鳴
笑う林檎 ルイーズ(かえる)が見付かったようだ
*萩原先輩の部屋
八代譲葉の元恋人である林檎、そのことを汲み、話をしてくれることに
八代のアミティエも学院を去っていることと、“血塗れメアリー”の儀式を小御門ネリネが無理やりやらせて退学に追い込んでいたという噂を聞くと、
刹那視界が歪み、蘇芳の耳元で母が愉しげに嗤って“言ったでしょう、蘇芳” “人は醜いものだと”と囁く…
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*教室 調べていたことの報告
萩原先輩から訊いたことをえりかと共有 その他めぼしい収穫はなし
えりか「藪をつついて蛇を出す訳にはいかない」八代先輩が嘘の真実で解決していたものを掘り起こすべきではないと告げる
しかし、シオン=バスキアのことを調べなくてはならない蘇芳は諦めきれない
彼女(譲葉)の仮面を被ることに為った
*バレエ室 足を挫いてしまった蘇芳を心配する立花
バスキアに了承を得、手を取り保健室へ 軽い捻挫
手を取った際に、朝食の準備の所為か蘇芳の手が荒れてしまっていることに気付く立花
ハンドクリームを塗る手 スチル
立花「手が繊細で、きれい…」 母が唯一褒めてくれたこと でも“あの病”を発症してからは…
そして、立花「…何を思い悩んでいるの?」
えりかと林檎へもしたようにシオン=バスキアのことを隠し、“血塗れメアリー”事件について調べていることを話す。 立花が相棒になり一緒に事件を調べることに為る
*イズニク 放課後
当時のことを詳しく話してくれる人を連れてくる、と言っていた立花
二年生の外間瑞希 合唱部のピアノ担当、無口で極度の人見知り
情報① 三年生が去った後に儀式強要の噂が不自然に広まった
その噂が誤解だとされ下火に為った頃に、またネリネが弱みを握って三年生を辞めさせたという噂が広がる。 脅迫文、譲葉が看破したが収まらず…
噂をしていた主だった人物(各部長 他)を連れ、血塗れメアリーのエントランスへ
怪異を体験させ、三年生が辞めていったことを納得させたという結末
情報② 辞めていった譲葉のアミティエと外間が写った写真
アミティエ—秋津栞 去っていった唯一の一年生 烏森教諭
*自室 夜
怪異による仮初めの解決 脅迫文の謎
生徒には聞く当てがもうないことから、教諭へと 石塚先生へ
///アイキャッチ7///
美術部の顧問である石塚教諭
めぼしい情報はなかったものの、烏森碧—標本学の教諭がほぼ同時期に学院を去っていたことを知る
写真 重なる二つの符号…(https://twitter.com/alterr_alter/status/1515601097112829952)
///アイキャッチ8///
*イズニク 揃いつつある欠片(ピース)
会議中であることを忘れる蘇芳を心配する立花 その姿を見やり、硬質な声音で話を続ける石蕗
会議後 石蕗「花菱副会長に意地悪しないでください」
*図書室 考え込む蘇芳 其処へ、最近一緒にいることが多いえりかと林檎
石蕗に言われたことを伝えると、何処か微妙な顔つきに為る二人
林檎が石蕗は立花のことが好きであると伝える
えりか「ライクの方ではなく、私たちがいっているのはラブ」
蘇芳「え、ええーっ!?」(https://twitter.com/alterr_alter/status/1515590711005298692)
*廊下 放課後
義母の声、心が弱く虚ろに為った時に現れる。“マユリという女は…”
“人が罪を犯す理由は、金か、愛か、動機を隠そうとする為のどれか” ←これが蘇芳に閃きを与える
*被服室 夜
義母と父の関係を思い返す蘇芳
推理パート① ※愛憎のもつれ→※石塚教諭・外間先輩から借りた写真→※結び目・シュシュ
現れるバスキア教諭
小御門先輩を陥れようとしたのは烏森教諭 彼女は秋津と八代が結ばれることを望んでいた
学院の隠しておきたい秘事、烏森教諭と秋津の関係
縦の結び目=標本の液浸作業で邪魔にならないようにするため
この二人は従姉妹同士だった 脅迫文も教諭の仕業
さらに「教諭は、従姉妹である秋津栞さんを愛していた」と続ける蘇芳に、雄弁な沈黙を保つバスキア
シュシュ=ペアアクセサリーを贈るわけにはいかないため、常識の範囲で身に着けられる贈りものをした
沈黙を守るバスキアに蘇芳は「…貴女は嘘を吐かれるのですか」と言う。
酷く痛ましい表情を見せる聖職者、すると“ある生徒と教師”の話を始め、
愛しているからこそその相手が自分でなくともかまわなかったこと、譲葉に真実を見抜かれ学院を去ったこと、生徒も何も告げずに辞めていった教師を観て理解したのだろう、と“世間話”をした。
これは「八代先輩が残した課題のようなものです」と“シオン”のことを隠す蘇芳
被服室には告解のように真実を告げるシスターと、亡霊のような義母が佇んでいた。
充足感と寂寥とした気持ちでそっと瞳を瞑り、彼女たちのために神に祈った—
*自室 夜 “血塗れメアリー”の真相が明らかとなった
烏森、秋津の二人から、マユリへと繋がる鍵を探る蘇芳へ
義母が佇むと、壮く、しかしはっきりとした声音で話しかける
“—友は近くに置け、敵はもっと近くに置け” 『ゴッドファーザー』でのセリフ
*標本室 後日
立花と部屋の清掃 にかこつけて探索する蘇芳
以前の学校で意地悪された時のことを思い出してしまう
窓には雪を降らし始めた空が—私自身の時間が止められているような 標本のようにピン留めされたイメージ
雪は美しさより悲しさを感じる。それは義兄が—
手が滑り、標本を落としてしまう立花 人差し指を口に含み、処置をおこなう蘇芳、赤面している立花には気付かない 保健室へ
///アイキャッチ9(立花)///
〝私が欲したモノは決して手に入らない〟 春の思い出
皓々と照らす月光の中、桜の精のような彼女
この物語の結びに〝この出逢いは必然であったと思う。しかし、彼女と出逢うことで私は身を裂かれる懊悩も抱えることになった〟と不吉に締められていた。
Chapter.3 Le Roi Grenouille ou Henri de Fer 《かえるの王様》
友を得たいがために、友を切り捨てる、憐れなかえるのお話
*真冬の学院 いつもと同じ学院、しかし心持ちは変わり、会長としての態度・マユリへの手がかりへと
*教室 烏森教諭と“シオン”の関係
『ラストサマー』 叱られる苺
*学食 考え込む蘇芳
その周りでヴィトー・コルレオネで盛り上がる面々
急いでニカイアの会の会議へ
*イズニク
学院の後ろにある協会について 新入生への対応による多忙、オリエンテーションとオリエンテーリング
(選択肢9)
*図書室 利用者が最近増えた気がする、と蘇芳
入室してきた上級生たちは「—本当に妖精みたい」と何か噂をしている
*教室
以前と雰囲気が変わった蘇芳 「ニカイアの会で余裕がないために周りと自然体で接している。」とえりか
八代先輩のような方向性を持った笑顔
何処か思い詰めている立花
*学食
調理師のおばさんの気遣い、風味のある松茸ご飯
立花との会話 別れ際に蘇芳には届かない声で「…わたしは蘇芳さんにとって必要なのかしら」
*浴そう 鏡の中で嗤う義母
苺とのたわいのない会話
義母の言う真実「—人は裏切るのよ、蘇芳」
*図書室 夕暮れ
委員の活動をしていた蘇芳へ苺とえりかが
苺からの相談「最近、りっちゃんの様子が…」 (選択肢10)
オリエンテーションについて苺が協力してくれることに
えりかの用件
///アイキャッチ10///
ピアノを弾く義母、目覚の調べ
母の病、義兄のピアノの手腕、近づいてくる不吉な足音、、、—悪夢
*自室 起こしに来たえりか
用件—千鳥の誕生日祝い ケーキ作りを学びに料理部へ 手袋のプレゼントは既に完成しているがこれだけでは物足りない
*調理室 ケーキ作り
八代先輩を思い出す蘇芳
二人だけの室内、立花と蘇芳が何か悩みを抱えていることを気に掛けるえりか
書痴仲間、「お互い様でいこうぜ」
///アイキャッチ11///
*自室 夜 アミティエとの久しぶりのお茶会
三つの準備 “学院説明会” “新入生への聖書贈呈式” “新入生歓迎会のオリエンテーション”がようやくまとまった
ハチミツミルクティー 香り高い紅茶を選んだ立花、ラズベリーのハチミツ
立花と向き合えていない自分への憤り
*寄宿舎廊下
えりかと会う えりか「さらりとかわす、か…」
千鳥の誕生日会について
///アイキャッチ12///
“失敗を恐れて夢をあきらめる人はいる。それより情けないのは成功するのを恐れ夢をあきらめる奴だ”
—映画『小説家を見つけたら』
—二月一日
サプライズパーティー
*イズニク
苺からかえるの耳当てニット帽 蘇芳からは香水 えりかは手編みの手袋
えりかお手製の心のこもったショートケーキ、チョコ・フルーツのホールケーキ
///アイキャッチ13(立花)///
彼女と彼女のアミティエとの物語は続く
アミティエになったいきさつ—〝困った事に為った〟 その感情の意味は明かされないまま
そしてアミティエと時を重ねるほどに〝惹かれあっていることに気付いた〟
自分からは消え失せている自然な輝きに魅せられていた。
〝ある災いが私たちを変えてしまった…〟という震えた文字
次の頁へと—
Chapter.4 Le magicien d'Oz 《オズの魔法使い》
“裏切りを選んだ少女”と“すべてを受け入れた少女”のお話
*教室 二月初めの朝 力強さを増した冬の寒さ
ニカイアの会の案件が片付き、シオン=バスキアを調べることに専念できる
何処か嬉しそうな蘇芳に話しかけるクラスのみんな ラブレターの話がでる
(選択肢11)
えりかの過去、それに対して 誰からのラブレターだったのかと詰問する千鳥
石蕗と話すアミティエ、彼女の席には人が絶えない
マユリのことを打ち明けたい気持ち、けれど、自分の我が儘に巻き込むわけにはいかない
*廊下
烏森教諭について探るも、めぼしい情報はなし
辞めた理由を一身上の都合、とした。生家に戻ったという彼女
“負け犬がどういうものか知ってるのか?本当の負け犬は勝てないことを恐れ、努力もしないようなやつのことを言うんだ”
映画『リトル・スミス・サンシャイン』
秋津栞へと捜査対象を移していく
*イズニク 夕刻
年鑑を調べる蘇芳 立花が入室してくる
蘇芳の仕事を肩代わりしていた立花「ねぇ、本当にお手伝いすることはないかしら」、眼鏡の奥の瞳に胸がざわつく
奇妙に淡白な態度で部屋を去る
そして、義母の嗤う声、『またあの娘に嘘を吐いたわね』『あの娘はもうお前を見限っているわよ』『今頃は—あの子の部屋へ向かっているわよ』 石蕗さんの顔が浮かぶ…
*廊下 午前
ご不浄から出ると、千鳥に呼びかけられる
千鳥「えりか風に言うならバッドシグナル、目が真っ赤じゃない。」(選択肢12)
回想 義母の言葉に憤慨し、蹌踉け本棚へ体を預けると、二十底によって隠されていた書棚を見付けた
学院の記録、聖アングレカム学院となる前のもの
蘇芳「自室で夜遅くまで本を読んでいた。」 内緒・二人の秘密にしてほしい
しかし、秘密とは必ず破られるのだ—
*標本室 授業中
得意げな顔つきのえりかと、手を合わせ謝るしぐさをする千鳥
*イズニク 放課後
文献のことをえりかに話すか逡巡したが、えりかを信用することにした蘇芳
連れて千鳥も、本の出所は図書室の廃棄処分待ちのもの、ということにした。このことは秘密に
玩具を買って貰ったようなえりかに、微笑む千鳥と蘇芳
*イズニク 夜 文献探し
千鳥の一声で休憩に
《淡島神学校》—聖アングレカム学院の前身—の頃の文献、古い言い回しや語句が目立つ
えりかが真実の女神の記録を見付ける この時代には消える、攫われるという話はない、手掛かりもない
えりかにチョコをもらう(選択肢13)
父親の話を避けるえりか、朗読劇の話 えりか「言霊ってのはあるもんだ」 また朗読劇をやる嵌めに?
///アイキャッチ14///
*教室 バスキア「朗読劇なのだけれど、誰か参加してくれる人はいないかしら?」
立ち上がり、手をあげる苺、ついで林檎 —そして『蘇芳ちゃんとりっちゃん!!』
蘇芳「そんな暇はないのに、何とかこの場を上手に収めなければ…」 (選択肢14)
何処かに逃げ道はないかと辺りを見回す蘇芳
石蕗と目が合う、しかし、ぞわりと義母の気配が背中に纏わりつく。
蘇芳(この胸の痛みは……嫉妬?)
苺「朗読劇の演目は“オズの魔法使い”です!」
*聖堂 放課後
謝られ、からかわれ、茶化されるのを応戦しあうという終わりのない苺、立花、蘇芳、林檎のやり取り
久しぶりに笑い、冗談をいう立花
二人—立花と蘇芳の関係を思いやった苺(選択肢15)
苺「……いつもわたしたちのことを見てくれてありがとね。」
*聖堂 夕方
既視感と寂寥 小御門先輩を思い出す蘇芳
まずは自己紹介から 萩原先輩と外間先輩
バスキアが一年生の練習として“かえるの王様”を演じてみることに
一頁目の二十三行目から —途中から 何かの意図
苺と立花の姿が何故だか、八代譲葉と小御門ネリネに代わって視える
立花のお嬢様を求める言葉、その声が八代先輩と重なり、蘇芳の胸にいいようのない感情を芽生えさせた。
彼女の想い
///アイキャッチ15///
*自室 義母の言葉
“人は失敗するまで気付かない” 焦燥
朗読劇の脚本と練習、ニカイアの会の業務 マユリへの鍵
“春をまた迎えてしまったら二度と逢えないという確信めいた想い”
『逢わない方がいい』義母の声、『私の可愛い義娘』『お前も罪深いものを抱えているのよ』『それは…』
入室してくるえりか
義母の陰はなくなっている、自主練していた沙沙貴姉妹 蘇芳を呼びに来た
*聖堂 夕方
えりか監督 紅茶好きの立花もコーヒーブレイク
春と比べ皆が何処か変わった 蘇芳(変わっていないのは私だけ) 耄けていた蘇芳を見、えりかに…
ヴィルヌーブ版“美女と野獣”をえりかと蘇芳で朗読し、聞き取り稽古をさせようと提案
熱のこもった演技
軽やかな談笑の傍ら、えりか「千鳥から話を聞いてやってくれと頼まれた」
寝不足だ、と答える蘇芳 何も訊かないことを選択したえりか
皆のお陰で不安や焦燥が消える
///アイキャッチ16///
後日 脚本が書き上がり 配役 かかし—蘇芳 木こり—苺 ライオン—林檎 ドロシー—立花 も決まる
*イズニク 石蕗との会話
再び七不思議の一つ 碧身のフックマンの噂が流れだしている
まさかマユリ—
“狂気は、知ってのとおり重力と同じだ。ちょっと押してやると、すぐに落ちる”
『ダークサイド』
*聖堂 朗読劇の練習後 フックマンのことが頭から離れない蘇芳
教室へ忘れ物を、と言いクラブハウスへ
それ以来 部の活動、ニカイア、劇にも身が入らない
何も起こらず数日が過ぎ
*美術室 夜 マユリと逢うため神へ祈る蘇芳
“—蘇芳” 焦がれていた声、しかし「此処へ来てはいけない」
その声からは疲労。そして、春の彼女にあった自然の輝きのような美しさが感じられない
さらに、彼女のセリフから、マユリが碧身のフックマンではないことを悟ると、
部屋の扉がゆっくりと開き、フックマンが現れる…
という幻視を見ていたことに気付いた時には、—マユリの気配は消えていた。
“世界に星の数ほどの店があるのに、彼女はおれの店にやってきた”
『カサブランカ』
*廊下 フックマンの噂をバスキアから切り出される
学園宛に届いた手紙、そこには… 白羽蘇芳がフックマンであるような証拠と、その文面が記載されていた。
ニカイアの会は三日間の謹慎、朗読劇は蘇芳に代役が
*自室 三組のアミティエによる緊急会議
“告発状”の中にある噓(蘇芳がフックマンの格好をしていた訳ではないのに名指ししている)
えりかの回想 謹慎処分で動けない蘇芳に対し、「安楽椅子探偵かよ」
情報 クラブハウスでの目撃談だけでなく、農場の外れや並木道でも見掛けていたという話
ニカイアの会で蘇芳が受けていた情報との相違
///アイキャッチ17///
*自室 朗読劇は二日後
名探偵からの現状を打破するアイディア、あまり気は進まないが
えりかの協力が必要… 「…バスキア教諭の部屋に忍び込みたいの」
///アイキャッチ18///
*バスキア教諭の部屋前 その次の日の昼
変えられていた錠前 謎を解くには室内にある“あれ”が必要
*自室 夕方
新しい鍵を開けることができたえりか
告発状—手紙を手に入れる
クリスマスの便せん、トナカイのイラスト 其処に”Nice to meet you”
“1 and 4” マユリと邂逅した日の天候の齟齬
最後の言葉—蘇芳の処罰を軽くするようにとの記述
立花『ジングル・オール・ザ・ウェイ』を思い出す
トナカイの名前、“1 and 4” という数字 何か閃く蘇芳
*被服室 夜
“体が重いと足跡も深くなる。恋心も強いと傷が深い”
『ニュー・シネマ・パラダイス』
推理パート② ※間近で見なければ分からない情報が含まれている→※ニカイアの会の引き継ぎの言葉→※八代譲葉
自己犠牲を取り下げ、真実を伝える
日時は予測、トナカイは1=ダッシャーは“突進者”立花、 4=ヴィンセンは“口やかましい女”えりか
の二人によろしく(Nice to meet you)とのメッセージ
結びの文には無償の愛―アガペ
自分を見失わせ、都合の佳い現実を生み出す―タルパ
(八代譲葉によるもの)
タルパ―と口にしようとすると、それを止めるバスキア
光の届かない、冷たい深海に棲む得体の知れない怪魚を想像させるような姿
ダリア「私から教職員皆へ誤解だと伝える」「―明日の朗読劇、愉しみにしていますよ」
///アイキャッチ19(ストラップシューズ 朗読劇)///
*聖堂 回想 速やかに解かれた謹慎処分、フックマンは見間違い
蘇芳「私の前に“フックマン”がいた」 “あの人”
ニカイアの会の面々が揃って部屋へ様子をうかがいに来てくれた
そして—
*ヨゼフ座 地下劇場
バスキアの目に映った亡霊、父の目を思い出す蘇芳
“蘇芳”という名前、ユダツリー 名付けた理由
立花の声、劇の開幕
オズの魔法使い《Le magicien d'Oz》
地の文—萩原先輩、ドロシーたち以外の全ての役を巧みに演じ分ける外間先輩、
脳みそのないかかし—蘇芳との出会い、春の彼女たちのような…
ブリキの木こりにはまり役の苺、その姿に八代先輩を重ねる
臆病なライオン—林檎、小御門先輩を思い浮かべる
オズとの出会い、そして“もう一人のドロシー”
劇場の奥、二つの人影を目にする、その影へ寄り添うように舞う青い蝶の幻
父に、ある決まった日に花蘇芳を飾る理由を訪ねたことを思い出す
それから、父を悲しませたくないという想い、識りたいという想い、乖離した欲求
蘇芳(あの日の事を忘れないために)
///アイキャッチ20///
*図書室 夜
回想 成功を祝う催し、その中で“二人きりで話がしたい”という彼女の声
えりか“ゼイリブ”の入れ替わりの冗談
告発状の真相、其処へ鼻先に薫った匂い —花の香り
八代譲葉と小御門ネリネの姿が
明確な悪意を持った手紙の送り主、フックマンに扮して学院を嗅ぎ廻っていた八代譲葉
目を見ることで部屋を覗く、えりかが抱いている蘇芳への気持ち
アガペのタルパ 踵を返す二人、それを引き留めようとするえりか
その手を払われ、床に臥してしまうえりか 涙する蘇芳…
///アイキャッチ21(立花)///
—手紙を読み進めるほどに、きっとこれは身近にいる者の方が彼女たちの変化に気付かないのだろう、と思った。
祖父が大切にしていた陶器の壺
目を近づけてみると形象としての意味をなさなくなるが、離れてみると心を奪うほど美しい意匠となる。
きっと二人の関係もそうだったのだろう
聖母祭に彼女が選ばれたこと、小さく、だが確かな綻び
小さな亀裂、幾枚にも渡って続く嘆く言葉
殴り書きされたかのような最後の文字 “私は向き合わなければ為らなかったんだ”
“意固地になった所為で、アミティエは二度と—”
Chapter.5 L'os chanteur 《歌う骨》
裏切った者と裏切られた者が奏でる悲しい笛の音のお話
*寄宿舎前→学院へ
昨日の夜のこと 方喰寮長に嘘を付く、話す気になれなかった。
*教室 えりかのことで蘇芳へ詰め寄る千鳥
それをなだめる沙沙貴姉妹、対峙する立花と千鳥 (選択肢16)
戯けてみせ、その場を収める苺
*学食
動物園の檻にいる皮膚病に罹った猿を連想し、孤立する蘇芳に
親身になり、一緒にいてくれる苺と林檎
///アイキャッチ22///
*見慣れぬホール 夜 奇妙な夢
—丁寧なお辞儀をし、ピアノを弾き始める。 その傍らに立つ 長い黒髪の女性
これまた見慣れぬ難解な曲に指がもつれて失敗してしまう私
怖々とその女性に視線を向けると、その女性は“私”だった。
飛び起きる蘇芳 「私は“義理”のように為りつつあるのかもしれない」
*教室 朝
見咎める千鳥 話しかけてくれる苺と林檎
バスキアから演劇会の話が挙がる それは来月の上級生の送別会に催されるという(選択肢17)
演名“マリアの子ども”を避けるバスキア
退院が決まり、学院に戻ってくるえりか
*えりかの部屋 夜
扉を前に逡巡する蘇芳 立花と義母の声を耳にし、中へ
元気そうなえりかに泣きながら縋りつく蘇芳
一日の検査入院 大事はなかった
真実が知りたい千鳥に えりかが父親との確執の話 野球観戦の帰り道、車での事故
誰の身にも振りかかる、故意ではないただの不運
千鳥と立花に、譲葉とネリネが学院に戻ってきていることを告げるえりか
そして、蘇芳は春に起こり、夏から始まったすべてを親友たちへと話し始める…
///アイキャッチ23///
*えりかの部屋 夜
蘇芳「私がマユリを取り戻そうと決意したからなの」
それを聞き顔をふせる立花、だが「何というか腑に落ちた」と気にしてなんかいないと言ってくれる
消えてしまった理由(わけ)を知りたかった蘇芳
収穫祭のころにえりかに背中を押してもらったこと、美術部に残されたマユリ作の絵画、“フックマン”騒動
「—天に行われるごとく、地に行われるように」蘇芳へのメッセージ、聖堂での八代譲葉への問いかけ
“助けを求めている” 自分以外の第三の“フックマン”、春にあった—八代譲葉殴打事件の明確な犯人
ニカイアの会の会長になった経緯、彼女たちが学院を去った当日に耳元で告げられた言葉 “アガペのタルパ”
—失われた始まりの七不思議 マリア像の足元、タルパとは踏みつけられた蛇
立花「蛇=アガペのタルパ、それか“真実の女神”?」
(選択肢18)
もう一つの鍵、場所のメモ—旧聖堂跡 墓標の名前
えりか「シオン=バスキアをのことをバスキア教諭へ訪ねる時がきたら…。わたしにさせてくれ。」
そして、立花「蘇芳さんのお話を聞くずっと前から、彼女—シオン=バスキアのことを知っていたの」
“恋とはサメのようなものだ。常に前進していないと死んでしまう”
『アニー・ホール』
*寄宿舎前 立花の話を聞き外出する四人
*クラブハウスの渡り廊下→学院裏手の扉
夜の学院の雰囲気 (選択肢19)
アミティエが“シオン=バスキア”を知ったという“場”
*標本室
烏森教諭との繋がり
シオン=バスキアのことが書かれている標本された手紙
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1516795948885692418)
“—私が欲しているモノは決して手に入らない” 蘇芳と同じ不安な気持ち
桜の木の下での出逢い —貴船さゆり
蘇芳とマユリ、二人と全く同じ境遇、経験
三枚目の手紙 貴船さゆりが書いたもの
聖母祭の配役で二度と会えないところへ 生まれた小さな亀裂、それからの後悔
“アミティエは二度と会えないところへ旅立ってしまった”
“願わくば愛するシオンの魂が安らかに眠りますように”
まるで呪いのように似ている二人の過去、唯一の相違(関係悪化の原因)
“真実の女神”については記述されていない
ある写真を見付け、大声をあげる立花、其の手には—
匂坂マユリとうり二つなシオン=バスキアの姿が
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1516799290768646148)
蘇芳の心のなかで何かが欠け、埋まった感触がした
///アイキャッチ24///
“今、やるべきことは、息をし続ける事だ。
そうすれば明日また太陽は昇る。そして波が何か運んでくるかもしれないから”
『キャスト・アウェイ』
*自室 文献の解読
シオン=バスキアの正体 あまりにも類似している事象
好事魔多しの言葉通り合唱部に連れ去られていってしまう立花、コーヒーを淹れるために料理部へ向かうと
*調理室 えりかへのパンケーキ作りを手伝ってほしいと千鳥
蘇芳「お友達と二人きりで料理するなんて愉しいでしょ?」
千鳥「ええ。おともだちだわ」 —“春の陽だまりを感じさせる笑顔”
お料理スチル(https://twitter.com/alterr_alter/status/1516803800027127809)
夕方 “波が何かを運んでくる”
千鳥からの話 イマジナリーフレンドとしての“タルパ”
蘇芳(頭の中だけの友人でなく、視認でき、助言を行うこともある)
///アイキャッチ25///
*教室 クラスメイトと打ち解け、会話するえりか もやもやしてる千鳥
ダリアが演劇会での演目は“灰かぶり姫(シンデレラ)”
*食堂 ため息をつく蘇芳
主役に選ばれる
鰻重
“意地悪な姉妹”に選ばれた苺と林檎、女王様—立花、継母―石蕗、王子役―千鳥、魔女役—えりか
///アイキャッチ26///
*ヨゼフ座 淀みなく進む演劇会の稽古
*自室 台本作りと格闘する蘇芳
其処へ— コーヒーを差し入れに来てくれた千鳥とえりか
ペロー版のサンドリヨンと、グリム童話による“灰かぶり姫” 、
文献の話に
千鳥「記述をこの古い本の中から探すことが遠回りに感じる」
蘇芳が「少し強引な手」を提案する —バスキア教諭の部屋への忍び込み
しかし—
*寄宿舎前 作戦は失敗
八代譲葉と小御門ネリネに邪魔されてしまう 完全に敵に…害する側に
えりか「あの二人にひとつイヤガラセをしてやろうぜ」
*食堂 夜
七不思議の噂 “鐘楼のルーガルー”の噂を意図的に流す
全身銀色の毛に包まれた姿、月の光に照らされて美しく恐ろしい
苺と林檎の二人へ後ろめたさを感じる蘇芳
その気持ちとは裏腹に、蘇芳の下駄箱の中に封筒が、
///アイキャッチ27(えりか)///
*学院前 夜
送られてきた手紙 —八代譲葉からのもの 白羽にあんな顔をさせた匂坂だけは—
*聖堂前
父が佳くみせてくれた笑み、千鳥が猫のようだと言った笑みを浮かべ、中へ…
*聖堂
シニカルな笑みを浮かべた八代譲葉 その傍らには断罪を告げる天使の如く睥睨する小御門ネリネ
えりか「アンタたちはわたしたちを監視している」—バスキア教諭の部屋の件
できるだけ話を長引かそうとするえりか
白羽蘇芳への気持ち 「わたしは—」 其処へ
“合図”を伝えにきた千鳥、作戦勝ち 一番警戒されているえりかが話を長引かせ、その隙に蘇芳が部屋へ
此れから起こるであろう事件、もう一つの鍵“マリア像の足元には蛇が踏みつけられている”
千鳥「…歌う骨」「何だかあの二人を見ていて思い出したの。」
///アイキャッチ28(えりか)///
蘇芳 回想 バスキア教諭の部屋の中を探るも、何も見つからない
白いハンカチーフ そのハンカチーフには—
*美術室 夜
窓の外に義母が映る、力なく窓を叩いている想像
壁を微かに叩く音 「マユリ…?」
「助けてくれてありがとう。」
言外に諦めるように諭す彼女 ???「…バスキア教諭の部屋は危険だ。あの場所には鍵が眠っている」
消える壁ごしの気配、寒さに襲われる蘇芳
義母の声—
Chapter.6 L'enfant de Marie 《マリアの子ども》
失った子どもを取り戻そうと足掻く、憐れな王女のお話
*自室 春の訪れのような暖かな陽気
いつもの安息日 昨夜の譲葉とネリネとの対峙 “もう一つの鍵”
“義理は果たした”という言葉
マユリと会ったことを皆に明かす (選択肢20)
千鳥が噂で聞いたというマリア像の元へ
*並木道→学院の外の古いマリア像
足元には蛇 その頭に星形✡、そしてその中心に数字 23と彫られている
イクトゥス 隠しシンボル? “真実の女神”のシンパの可能性
翌日 学院中を探しても全く同じマークはみつからず
*バレエ室 演劇会の練習、準備に追われる
*自室
沙沙貴姉妹、親友たちにマユリのことを話す 仲間
(選択肢21) 彼女たち(譲葉とネリネ)は敵ではないと話してくれる苺と林檎
一度直接みてみたい、と沙沙貴姉妹 聖堂跡と標本された手紙
“人生の価値は容易には量れない。ある人は人生の価値を家族や友で、ある人は信仰心で、ある人は愛でという
人生には意味がないという人もいる。私は、自分を認めてくれる人がいるかどうかで決まると思う”
『最高の人生の見つけ方』
*標本室
手紙「墓から花を奪ってほしい。」
何かに閃く蘇芳、もう一つの欠片(ピース)
*エントランス 夕方
回想 バスキア教諭の部屋にある“鍵”
苺の言葉 “鍵”は“鍵”自体 そのもの、ブラウン神父の童心 テディベアのどれかに“鍵”が隠されている
ぬいぐるみ職人の立花が名乗りを上げる
*バスキアの部屋
(選択肢22)
しかし、見つからず…… 、次のチャンスも来なかった
演劇会当日
*舞台袖 回想 立花との会話
誕生日プレゼントの話
窓の外にいるいるはずのない義理を視、認識する立花
舞台から一番遠い場所に義理を見付ける
しかし、その瞳には奥行きがなく、何の感情もない
開演——
夢を視る蘇芳
極彩色の蝶の夢、白い病室でただ座る夢、
ピアノを弾く私の傍らに立つ、平坦で奥行きのない瞳をしたマユリの夢
*自室 回想 演劇会の当日にマユリに会い、ただ別れたこと
その日から三年間蘇芳は眠り続けていたこと
学院の友人たちの“夢”
*教室 転入生
—失った季節 匂坂マユリの姿
《BAD END04》
以下 特筆すべき分岐点(選択肢が“青”の場合)
(選択肢1) ※えりかさんの方が似合うわ※
眼鏡っ娘 蘇芳スチル!!
///アイキャッチ2///
*イズニク 賑やかな昼食
サンドウィッチで喧嘩する沙沙貴姉妹 それを叱る立花
美味しくて食べやすいブリトー 談笑しながらの昼食、幸せな時間
食べさせ合いっこ 蘇芳が憧れていたことに一つ
夢のような時間 うさぎの世話を頼まれる二人
*うさぎ小屋前 夕方
立花の生家の話、えりかの物真似をする蘇芳
*学院への帰り道
二人の雪を踏む足音 一組だけの手袋、繋がれたアミティエの手
“これで寒くない” 幸せな時間を、記憶の引き出しへ——
///アイキャッチ5///
*エントランス バレエの試験の補習で来られなくなった林檎
二人での朗読を思い出す蘇芳、 えりか「とりあえず捜査開始といこうぜ」
*イズニク
三年生からの情報なし 口が重い
“人は笑い方でわかる。知らない人に初めて会って、その笑顔が気持ちよかったら、それはいい人間だと思ってさしつかえない。”
『フョードル・ドストエフスキー』
教員に話を訊いて回るも収穫はなし
えりか「休憩が必要」→膝枕スチル
*萩原先輩の部屋
小御門ネリネの噂、嗤う義母
///アイキャッチ10///
*自室 ドアをバタンと開け放った二人—沙沙貴姉妹
『今からオリエンテーションを始めます!』
リハーサル(学院の主要な場所巡りへ)
*調理室
姉妹による代案—ただ巡るだけではなく、体験できるようにしたい
バレエ、料理、ect..
「改良すべき箇所は大きなところではなく、小さな身近なところにある」
*ヨゼフ座 バレエの鑑賞会の提案
開幕——
パ・ドゥ・カラクテール 《長靴をはいた猫と白い猫》
あの夏月の再現
もう一幕
赤ずきんの演技、オオカミ役を立花に演じてほしいと蘇芳
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1517420591342841857)
作戦—蘇芳が一計を案じていた
涙し、感謝を告げる立花、微かに震える髪をゆっくりと優しく撫でる蘇芳
///アイキャッチ15///
“理解できないかもしれないが、人は皆誰かの人生に影響を与えている。
誰かが欠ければ世界には穴が空く。そうだろ?”
『素晴らしき哉、人生!』
*図書室 台本作りをする蘇芳
脚本をしながら、西部劇の主人公のようになってしまったオズ にサンダンス・キッドとえりかを思い浮かべる
入室してきた上級生、大きな紙袋を渡し去っていく
蘇芳(ニカイアの会長へのリベート…? 賄賂?) しかし、小包を開けると—
『バレンタインのプレゼントだわっ!』
*聖堂 放課後の練習後を
そこには立花 今日の練習はお休み
二人で練習をすることに 『よだかの星』 読み終わり—
調理室を借りて作っておいた立花へのチョコレート
立花も用意していた 食べさせ合いっこ
私たちの関係—ほろ苦くも甘い—
このままの関係がずっと続くことを願った。
(選択肢18) ※蛇から身を守る植物を連想した※
*自室
蘇芳「ある植物は蛇や毒を持った悪しき生き物を避けるお守りの代わりになるって……」
→カタバミ (別名: ハレルヤ)
///アイキャッチ24///
*イズニク 夕方
立花へ蘇芳が知りうる情報を開示することにした。
八代譲葉が“シオン”に気付いた理由—標本ビン
其処へ、かしましくも睦まじく現れたえりかと千鳥
シオン=バスキアとアガペのタルパ、
それらが示す方向 何か大切なことを見落としている気がした
*自室 夜 入ってくる沙沙貴姉妹
深夜のお茶会 in パジャマパーティー
しかし— 何故か会談大会に…
蘇芳の腕にしがみつくアミティエ、憧れにワクワクする蘇芳
蘇芳がかつて遭った怪異譚を始める。
転勤族だった父が出張をした折、電気が止まってしまった話
読書灯としてロウソクを用い、それを合わせ鏡にして光量を増そうとした。
そうして過ごし、
四日目にみた夢 暗闇の中—長い長い階段を登る
五日目 同じ夢 永遠と登り続ける しかし、心の何処かで「登りきってはいけない」と感じる 昨夜はなかった疲労感
—六日目 夢の中 階段の上に辿り着いていた
何かが這ってくる音 伸びてくる白い手
飛び起きると其処には… 鏡の中で何人もの“嗤っている私が”——
林檎の怪談のタルパ
現代に即して形を変えた、イマジナリーフレンドとしてのタルパ
蘇芳(…何か大切な鍵を得た気がする)
選択肢20 ※マユリの秘密を明かせる訳がない※
母に裏切られ家政婦さんに好意を持ったこと
女性しか好きに為れない、と吐露したこと
(選択肢21)後の分岐
*バスキア教諭の部屋
立花が一番古いアンティークのヌイグルミを見つける
その中には鍵が、アングレカム学院の交渉
*寄宿舎前 夜 待ち合わせ
学院→クラブハウス
*図書室
推理パート③
※墓標の碑文から意味をくみ取ってほしい→※聖書に収められた詩篇を示す
友人たちへ協力してくれたことの礼をする蘇芳
三つの鍵
一つ目—“マリア像の足元には蛇が踏みつけられている”
千鳥の協力を得、森の中のマリア像、紋様を見つける
二つ目—標本室で手紙の標本 立花のおかげで見付かった
林檎の言葉、手紙の結びの言葉、苺の言葉—花をどかすよりも花でいっぱいにする
シオン=バスキアの台座に刻まれていた碑文 四行で構成された内、三行に“花”を含む文章
それらを“奪う”—消すと残る二行目“冷たい息吹にさらされた無慈悲な死を遂げ死の谷の影を歩く”
死の陰の谷—ダビデの賛歌、
ダビデの星(シオンの星)千鳥からの報告 図書室の本棚の上部
三つ目—聖アングレカム学院の校章が刻印された“鍵”
本棚で隠された部屋への鍵
其処へ—八代譲葉と小御門ネリネが現れ
譲葉「僕にも退けない理由がある」 それに対し、
蘇芳「私は、八代先輩や小御門先輩の事情を踏まえても尚、貴方たちを踏み越えていかなければ為らない。
止まるわけにはいかないのです。」
全員を見やり、もう十分に義理は果たしただろう、譲葉
扉を開けるため棚から本を取り出すのを手伝ってくれる。
*貴船さゆりが伝えたかった隠し部屋
淡島神学校についての文面を見付ける
本棚に倒れるように体を預ける立花
彼女が目を逸らしていた方向に視線を向けると——
何かが蹲っている
悲しすぎる選択をした彼女
///アイキャッチ29///
演劇会前日
隠し部屋で目にした凄惨で物悲しく、それでいて驚きと発見
それは“真実の女神”と“アガペのタルパ”を含むもの
蘇芳は彼女—マユリが戻れないと言う意味を理解してしまった
千鳥との会話、しかし自分の気持ちに嘘を吐くことしかできない蘇芳
*イズニク
回想 夜 マユリの幻影、蘇芳の“靴”
草臥れた靴を見つめていると、自分がどれほど空虚で、独善的だったのかを実感する
其処へ、お茶を淹れてくれるアミティエ
春の夜の出逢い、夏、秋にかけての過去を思いめぐらす
「マユリのことで迷っているのね」と立花
“自分の心に従いなさい”
—花菱立花は私の親友であり、母なのだ。
モーツァルトの“魔笛” 立花の髪飾り
///アイキャッチ30(ガラスの靴)///
*ヨゼフ座 演劇会当日
後顧の憂いがなくなり、緊張する“主役(サンドリヨン)”の蘇芳
魔女役のえりか“嫌なことばかりとは限らない”
えりか「—わたしが好きな内気で小心者のままの蘇芳で演じてこい」
「少し驚くことがあるだろうが、動揺せずにやりきれ」
開演 『灰かぶり姫』——
継母—石蕗、連れ子の二人の姉—苺と林檎
家事を申しつけられ、かまどの灰をかぶる、サンドリヨン—蘇芳
舞踏会初日 美しいドレスを身に纏う継母と姉たち
其処へ静かで優しい魔女の声が、—えりか
亡き母に優しくして貰った恩から、カボチャを豪奢な馬車に、ネズミを見事な馬に、ドレスとガラスの靴
舞踏会 姫君—サンドリヨンの相手をしなくては為らないという王子—千鳥
お淑やかな女王陛下—立花、魔法による美しいダンス
魔法が解けてしまう十二時前 明日も舞踏会へ、と約束をする
サンドリヨンの手をつかんで離さない王子
光が照らし— 涙する蘇芳
手を伸ばす王子—マユリ (https://twitter.com/alterr_alter/status/1517838196456902657)
「—微笑んでほしい。私は、君の春の陽だまりのような笑顔が好きなんだ」
しかし、夜中の十二時を告げる鐘の音、 ガラスの靴
おふれ“ガラスの靴がぴたりと履ける娘を王子の妃とする”
サンドリヨンの足が入り、魔女が衣装を青色のドレスに
二人の婚約を認める女王陛下、誓いの指輪
本当に、心から愛する者を腕に抱けることへの喜びの涙
///アイキャッチ31(ガラスの靴)///
*図書室 深夜の待ち合わせ
義母の姿はもうない。
匂坂マユリが現れる、壁越しでも声だけでもないアミティエが其処に。
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1517838421355491329)
しかし、
“お別れ” “あの人”
マユリ「—けれど、私たちの友情は、愛は決して移ろわない」
額へ口づけ、それは甘くも、決別の苦い口づけ
暗闇には車椅子とその介護者の姿、 二匹の青い蝶
願わくば、彼女たちの行く道が死の影の谷ではないことを祈った…。
《マユリ END》
以下 三週目 変更点まとめ
プロローグ(人物変更)
*とある一室 白靄に煙る情景
桜の花弁、久しぶりに戻った自室
《見えないのは貴女の気持ち—》 あの娘の貌
クラスで浮いていた私を、皆へと溶け込ませようとしたアミティエ
同性同士の恋 《—ユリ》
母の声、願わくはシオン=バスキアのささやかな願いをどうか——
chp.1 プロローグ 「二つの問い」→「二つの選択肢」 (読み手変化: 立花→マユリ)
chp.2 プロローグ 「愚かな少女」→「悲しい愚か者」 (読み手変化: 立花→マユリ)
///アイキャッチ9(百合の花)/// (読み手変化: 立花→さゆり)
“私が欲したモノは決して手に入らない”
シオン=バスキアの物語
春の、古くなく、最近でもない春の思い出
chp.3 プロローグ (読み手変化: 立花→マユリ)
///アイキャッチ13(百合の花)/// (読み手変化: 立花→さゆり)
私とシオンの物語は紡がれていく。
「指で膝がしらを叩く癖、それすらも愛おしい」
—私の癖をそんな風に観ていたんだな、と胸が、心が震える
いつも失ってから大切なものに気付く 自分が犯した罪
chp.4 プロローグ 「ドロシーと同じく懐かしむ場所が二つある私は懊悩する。そして—それはあの二人も同じ」
(読み手変化: 立花→マユリ)
///アイキャッチ21(百合の花)/// (読み手変化: 立花→さゆり)
シオン=バスキアの手紙を読み終わった私は—
彼女と同じように手紙を残す
聖母祭での聖母役、二人の綻び —近すぎたからこそ関係を直せなかったこと
すべてを記し終え、最後にこの手紙を読む者に叶えて欲しい願いを記すことにする
—どうか愚かな私をあの子の元へ、と。
アミティエと二人、手を繋げるように…
chp.5 プロローグ (読み手変化: 立花→マユリ)
chp.6 プロローグ 「足掻く」→「藻掻く」 (読み手変化: 立花→マユリ)
灰かぶり姫 ラストシーン(追加)
https://youtu.be/UTxC43js7Po
///アイキャッチ31(マユリ)///
母と私の会話 児童文学の世界には童話を子供向けに脚色しているという話
再話とは、物語を曲げるのではなく、優しいお話になるように花を添える行為だという教え、優しい噓
私がアミティエへ真実を告げられなかったこと
かつて真実を求めた所為で、母の裏切りを知り 私の心は死んでしまったこと
目を覚ますと見慣れぬ天井 —学院のかつてアミティエとして寝ていたベッド
マユリ「…私は、今までの自分とけじめを付けたい。」
///アイキャッチ32(マユリ)///
*泉へ通じる小径(こみち) 安息日
マユリの先導でみんなで目的の場所へ
奇妙な緊張、一様に無言
口火を切るえりか—「お前、白羽がどんな気持ちで待ってたのか少しも考えなかったのか?」
立花「マユリを責めなくてもいいの。それは昨日、わたしがたっぷりやったから。ね?」
猫にとってユリは毒という例え
えりかに、蘇芳を守ってくれていたことを感謝するマユリ
演劇会での王子役のすり替え—譲葉による提案
この先に待ち構えているものー、えりかにとって辛い真実、そしてその相手
*巧妙に隠されている小径 煉瓦造りの大きな建物
洋館造りの館、マユリが移ろう季節とともに過ごした館
*館内の一室 其処には—
ダリア「ようこそ、淡島家の館へ」
車椅子と天蓋付きのベッド、寝ているであろう部屋の主
不可思議な事件の謎 学院の改革にあった
淡島保養所→淡島神学校→聖アングレカム学院
淡島聡一 七不思議の原型—保養所から突然消えていく者たちを、優しい嘘で“さらわれる”という形で噂にし、学院へ歪曲され伝わる
迎え入れられた神父 “ジェリコ=バスキア”
戦後の不況により閉校の憂き目に 其処へバスキア一族が手を差し伸べ、聖アングレカム学院となる
学院長としてアリウム=バスキア、“マザーエルダー”
その二人の子、アスター=バスキアとイベリス=バスキア
アスターの養女であるダリア、 イベリスの娘—シオン
二人、シオンとアスターが聖堂で命を落としたこと
アガペのタルパ—イマジナリーフレンド
アリウムが二人を失ったショックで、記憶の齟齬によって聖母役の生徒をシオン=バスキアだと思い込むようになる
“真実の女神”の正体 —アリウム=バスキア
あまりにも匂坂マユリは“シオン=バスキア”に似すぎていた
旧聖堂跡にあるシオンの墓 親族と墓を分けているのは墓参りに訪れた際に、彼女の死に気付かないようにするため
「シオン—」と呼ぶマザーエルダーの声
息子と孫娘を失い心を壊した老婆と、母に裏切られた少女
「シオンのお友だち…」と言い蘇芳を視、バスキア教諭を見詰め、現実を取り戻したマザーエルダー
青い二匹の蝶—シオン、アスター、
そして 三匹の蝶が飛び立つ
回想 お祖母様の葬儀が執り行われる
シオンの墓前 アングレカムの花を手向けるマユリ
アミティエたちの前から姿を消す選択をしたこと
私は、蘇芳が以前そうしたように、
本当の私自身を見付けてくれないかと、ニワトコの木を見上げそう願った
//アイキャッチ33(マユリ)///
*桜並木 心地よく目を細める立花、その奥には義母
マザーエルダーの葬儀の際に伝えた“また一緒にアミティエとして歩めるなら、三日後にシオン=バスキアのお墓の前で待っていてほしい”という言葉
立花「わたしたち、三人のアミティエで佳かったわね」
シオンとさゆりを思う蘇芳 (…立花のようなアミティエがいてくれたら悲劇は起こらなかっただろう、と。)
立花「もし二人が倒れたら、わたしが二人とも抱き起すわ!」
義母は—初めて私と出会った時を思い出す母のような微笑を湛えて消えていった。
蘇芳の心の中には二人—友人であり、恋人であり、家族でもある大切なアミティエが
マユリ「—いつまでも私たちは一緒だ」
アングレカムの花言葉を——陽だまりのような笑顔を向け告げた。
《GOOD END》
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1518119397465804800)
タイトル画面変化(https://youtu.be/OUmLIB79zG0)
以下 四週目 (序盤に“黄色”で進行させ、追加選択肢で編み物をしつつ、花を咲かせる)
///アイキャッチ4///
*自室 零時過ぎ
選択肢 ※まだ寝ない
橙色と黄色の毛糸、何かを編む蘇芳
///アイキャッチ6///
*自室 小さな欠伸を漏らす立花
午後十一時過ぎ
選択肢 ※まだ寝ない
(立花に見つかってはいけない)
///アイキャッチ12///直前
選択肢 ※まだ寝ない
千鳥の誕生日パーティーのさなか、立花を連れて廊下を歩く蘇芳
選択肢 ※プレゼントを渡す
立花への遅くなった誕生日プレゼント
花菱草をモチーフにした髪飾り
蘇芳「—私とアミティエでいてくれてありがとう」
マユリEND後
冬の終わり、春休み最後の日
無為に流れる時間
依然と変わりなく接してくれる立花
《人に愛されなければ自分が人を愛することだ》
*図書室 夕方
蘇芳へのえりかの静かな怒り、それは私に預けてほしい、と立花
*自室 夜
桃の節句 雛祭りでの花菱家の話
毎年たくさんのプレゼントを貰う、が…
“巣離れ”——前の年に貰った玩具をすべて切り刻み、破って壊すという儀式
紅茶の趣味だけは許された
学院に来て、“何も失わなくて佳い”と知った喜び
自分が欲するなら大切なものを奪うこと、それは相手を損なわせる行為ではないか
“時はどんな傷でも癒す。愉しいときなら尚更だ。”
父の言葉
“自分の人生は他人に喜びを与えたか”
匂坂マユリのいない春、シスター見習いとなった立花と蘇芳
新種のユリの花
彼女の瞳の中の永遠———
わたしたちが夢見た理想郷
絵画の裏の言葉
”友と呼んでくれた愛しい者たちの幸せな日々
そして、大切なアミティエを生涯愛する。”
(https://twitter.com/alterr_alter/status/1518145278548750336)
《立花 END》
以下 立花END後に はじめから→“青”選択肢
(GOOD END後)
春期休暇
*自室 春方に毎朝見ていた光景
マユリが朝一番に起き、蘇芳の真似をして立花を起こす
*イズニク
マユリと蘇芳、立花、苺、林檎の会話
*図書室
ダリアと千鳥、えりか
三人で朝食作り ジャーマンポテトとミネストローネ
*食堂
蘇芳のお誕生日会をすることに
春、入学前に暗い道を恐る恐る歩いていた私に伝えたい
(こんなにも、素晴らしい友だち、アミティエに出会えるって—)
—アミティエに捧げる歌を三人で作ることに
*聖堂 夕方
八代譲葉と小御門ネリネ
三月十六日 白羽蘇芳の誕生日
*聖堂 “御心”が抜かれた“天に行われるとおり、地にも行われますように”
—マユリの決意と心の叫び
《女の子を好きに為ったらいけないんですか?》
蘇芳「いけなくなんてない。人が人を好きに為る気持ちは止められない」
『FLOWERS』三重唱
《GRAND FINALE》
https://youtu.be/YKCB9qf7vxs(タイトル画面変化)
#Innocent_Grey_百合ありがとう
(2022/4/27 21:08)