『ここには、かみさまがいるんだって』
『……本当に神様がいるなら、見えるようにして欲しいな』
強い銀色
優しい群青色
落ち着く黄色
温かい橙色
無色
人間の記憶を映す鏡
色、それは 記憶の残滓――
だと思ったら主人公が……っていうどんでん返し
「こじんてきー!ヒロインらんきんぐ!!!」
無>>>>>(超えられない壁)>>>>>青≧銀>>>橙>黄
(一番好きな桜花のスチルはお風呂場での泡を流すシーンでした、やばすぎた。)
・他 細かいとこ
◇立ち絵
時間経過によって立ち絵に夕日や夜の暗さが反映されるの地味にありがたいし、作り込みの丁寧さを感じた!(麗奈ルートの焚火のシーンでは「何気ないシーンにみえるが、夜の立ち絵が用意されているのにも関わらず、焚火の前だから夕方のものが用いられているのがビックブレインって感じ」なシーンがある→https://twitter.com/alterr_alter/status/1534069950586859522)
あと、登場人物が立ち上がったり座ったりする際の立ち絵の動作、背景の奥行とかキャラの登場退場とかの、『空間の見せ方』がとても巧くて目に留まった。
◇時代の流れ
ヒロインとの日常で携帯電話の話をされると毎回時間の流れを感じてしまうので、特に物語と関係がない場合はもうこういう類の話は載せないほうがいいのかもしれませんね
例えばスマホを話題にするにしても「このスマホ新しい~」→今後のスマホの形態変化とかに対応できない(携帯だけに)
◇ふぉんと
雰囲気はバッチリだが、かなり読みにくい(変更可能、桐月も変えてる)
◇「お嬢様限定捨て猫事件」
元凶である悪妻に宝石を渡したくないのは理解できたが、それを首輪にしたのはまだしも、彼女が猫の保健所行きを(しかも不動産にそれを押し付けて)最終的に決断してしまったのは甚だ疑問だった。彼女にとって唯一残された家族を捨てるのは抵抗があるはずだし、母猫がいる限り孫には会えないのではないか?
……って思ってたけど、『知らないうちに外で子猫を産んでしまっていた場合には、子猫たちは、地域猫(野良猫)として殺処分の対象となってしまうこともあります。』らしい
彼女が猫に避妊手術をしていなかったことも、人を見る目がなかったことも悲しい出来事でしたね。
◇『雫 -紅桔梗-』いちばんすき
this song kinda like mysterious dungeon from DQ or FF, complete, feels nostalgic and somehow unsettling.
◇ルート分岐の選択肢について
共通ルート終了手前の「麗奈 or 汐音」という選択肢を除くと、各ヒロインへの好感度上昇や個人ルートへの分岐を直接的に示唆させないような選択肢が展開されたことがとても印象的だった。これにどういう意図があったのかは分からないが、あえてぼかすことによって桜花ルートへの期待値を高めたのであれば大いに評価できる。
◇付き合い始めてからの距離感について
とても、情熱的でしたね(冷眼傍観)
これはどのルートでも共通の事象だったが、告白→性行為までが早すぎてビビる…
なんなら各個人ルート前半のおおまかな事件を共通ルートに組み込んで、付き合い始めてからのイチャイチャで締めてもよかったんじゃないかとさえ思う。(桜花ルートの主人公の選択は必須だし、外せないが)
あと、汐音とのシーンがとても悲しい…… 彼女の初めては石によって操られました
◇公式サイトの『5分で分かる!花の野に咲くうたかたの』から感じたこと
(from: http://www.applique-soft.com/hananono/spe_5hun.html)
・問2について
'決して大きな事件にはならないようなちょっとした事件の火種'が、個人ルートへの繋がりや物語の展開のほとんどを占めているように感じるので、一人くらいは人が死んでくれてもいいかなとは思った(赤いcg)。個人的にではあるけど。
・問5について
ゲームを完走してみると、「筆頭のメインヒロイン」である桜花の印象が強すぎて、涼子ちゃんはサブヒロインかと思いました, tbh
正直なところ、道隆が行動をしなかった結果である涼子√は、忘れられやすいです。
・問10について
my status↓
https://twitter.com/alterr_alter/status/1534057715416244224
幽霊との合体技が““他のヒロインから急に枝分かれしたメインヒロイン””の個人ルート序盤にて発揮されてしまい、フローチャートに枠があんまり残っていない状態でグランドエンドを迎えるのかと思いこのゲームに絶望しかけたんですが、新チャプターの「花の野に咲くうたかたの」が始まった時点でこの批評空間での点数が跳ね上がりました。わたしはあっぷりけに対して謝罪をしなければなりません。
◇アフターケア
このゲームのフローチャートを100%コンプリートするとフラグメントが追加され、ヒロインたちがゲームクリアを祝ってくれるシーンがありましたが、これはわたしにとってはとても新鮮で、桜花の制服姿を見られたことがわたしの魂の救済となりました。
らすとかっと集↓
https://twitter.com/alterr_alter/status/1533321912176111616
『黄昏のシンセミア』、期待しています。
おつかれさまでした。