同人とは思えぬ絵のクオリティ。背景、特に夕日に映し出されるキャラクターの場面が非常に気に入っている。だが、ここで言いたいのは丁寧と退屈は紙一重なのである、ということだ
なんというか、倦怠感を覚える作品である
キャラとの掛け合いはいいのだが、それが作品進行の妨げとなっている
つまり、遅々として物語が進まない
プレイ中に時計を見て「あれ、まだこれだけしか時間が経ってないの?」と思ってしまったほどである
CGやボイスなど、同人とは思えない凝りっぷりは評価に値する
が、シナリオの尺が無駄に長いのは評価を下げてしまうポイントだろう
高校受験という人生で1・2を争う重要な転換点で悩まない人はいないだろう
そういう苦悩、先の見えない不安を感じる受験生たちの心理を描写するのはなかなかよかった(一人、達観している人がいますがw)
ののの通信はもっと肩の力を抜いて、作品を作っていただきたい