萌えゲー。それは、登場人物であるキャラクターにどこまで萌えさせるのかを、他の要素を排除してでも追求する作品である。私自身も稀にプレイするものの、失礼ながら、十把一絡で1000円くらいのヒロインを安売りしているだけだと思っていた。そう、本作品の星月そらに逢うまでは。エロゲー歴××年で、おそらくここまで萌えたのは初めてなのではないだろうか。なので長文感想は、ストーリーとかどうでもよく、この星月そらの可愛さについてひたすら語ります。全く参考にもならず、見ても時間の無駄ですので、クリックしないでください。どうしても見たい人は、500mlのビール缶を2本飲んでからご覧ください。
こまけーこたぁーいーんだよ!
・ストーリー
「変態は秘すべきことだが、恥ずべきことではない」
それがこの屋敷――変態たちの楽園 『ドリームハウス』 の主・花鶏塚圭 の第一声であり主張だった。
ヤバイ所に引っ越してきてしまった……。
集められた同居人は俺の他に4人――。
俺のクラスメイトで、周りからかなり浮いてる “久千房 夜霧”。
ひとつ下の妹で、元気で反抗期な “星月 そら”。
そらの親友で、ちょっと恥ずかしがり屋な “京 都”。
不思議な雰囲気で、おっとりした先輩 “芽上 鈴”。
すでに引き返せない状況に陥っていた俺は、もちろん 「変態じゃない!」 って反論したさ。
けれど、結局のところ、それは間違いだった。
――そう、あの時の俺はなにも知らなかった。 彼女たちが、あんな性癖を持っていたなんて……。
「さあ、お互いの変態趣味を暴露し、開発していこうではないか!」
プレイ時間は14時間ほど。攻略ルートはそらちゃん
この作品との出会いを語る前に、まず1つ言いたいことがあります。
この作品、製作会社であるフロントウイングの作品案内を見ても、この作品だけなぜかラインナップにありません。消されています。
もちろん、この作品は発売から1年近く経過するので、新作案内にもありません(新作はグリザイアの楽園です)
最初のカナリアやアズラエルが入った426といった初期の作品まであるのに、なぜかこの作品はありません。
グリザイアシリーズが大ヒットしたからコレは負の遺産だ!と、製作会社に切り捨てられたのでしょうか。
さて、この作品との出会いと購入経緯は、本作品のOP動画の出来の良さからですね
まず主題歌がいい。KOTOKOと佐藤裕美という豪華なコンビが歌うってだけでも良いです
それにElements Gardenの藤田淳平が加わって最強に見える。いや、最強
歌唱力も良いのですが、「扉を開けて~、瞬く間に目覚めてく」のBメロの際にバックで盛り上がる高音領域の打ち込み
「真っ白な君のノートに~、落書きしてあげるねっ」の2サビのバックで音域の階段を翔け上げる部分がめちゃめちゃ好きです
音楽の知識全くないので、どの楽器が弾いているのか指摘できないのが残念です
イントラではバックコーラスがどんな風に歌われているかがわかります。というか、サビでバックコーラス歌われていたんだ
エロゲーの曲でよくあるような、full版だとガッカリ曲になることもなく、むしろ勢いを増していて、個人的2012年ベスト曲です。
そしていよいよ、そらちゃんの魅力についてです。まずはOPムービーを見てみましょう
0:07秒で右上でそらちゃんが左手を上げてウインクしていますね。 可愛い
0:46秒で主人公に一気に飲み物飲まれてぷんすかモードですね。腕が動きます。 可愛い
1:02秒で写真が切り替わる際に、細目になりますね。 可愛い
そして本当に可愛いのは、1:11秒目ですね。
プールで水着に着替えて、花柄の浮き輪を持ち、右手で日差しをよけながら、頭に大きなゴーグルをつけているそらちゃんです。
可愛いですねー。身体と対比して映える水色と白のストライプの水着に上着を羽織っているのが似合います。
何気なく左の八重歯が映っているのが実にグッド、そう思いませんか。
……そして実に不満なのが、このCGは本編では一切出てこないというファッキンなところですね。製作者は何を考えているんだ?
それどころが、そらちゃんの水着が本編では赤いリボン付きに変更されています。おのれ、忌々しいフロントウイングめ。何も分かっていないのか、こいつは。
そんなこんなでそらちゃんを見た瞬間に身体中がビビッときて、気づいたら予約購入
……した訳ではなく、8ヵ月後に売値がもう下がらないだろうというラインの3,480円で中古で買ってきました。すげー余ってました。ほかに6本くらい。
さっそく本編をプレイしてましたが、このそらちゃんは見かけ通りのバカですね
妹キャラで2人称は「にーちゃ」、口癖は「ずっぽし(ずっぽし許さんぜよー!)」
趣味はエロゲーらしいです。個人的にはエロゲー設定が生かされる場面ってあったか?と思いますが
兄貴を足蹴にしているとけれども、実は……というエロゲー業界では、道端の石ころレベルのレア度設定です
三白眼でいきなり出てきたと思えば、「ずっぽし許さんぜよー!」というそらちゃん
怒っていると思ったら、左手を大きく天に向けながらドヤ怒り顔するといった、まさにタイフーンなような妹です
しかし、トランプの罰ゲームで恥かしい(エロい)告白の際に一番慌てているところをみると、ヒロインの中では一番恥じらいを持っているのは間違いなさそう
ある場面でそらちゃんが放つ、「に、にーちゃのスケベ!ばーかばーか!」で萌えない妹スキーはおるまいよ。絶対に。
(2014.10現在加筆、この下部分の感想は誤りが混じっております。正しくは、正面の立ち絵が前ツイン後ろワッカに見えるだけで、その他横の立ち絵はCG等の髪型になっております。申し訳ありませんでした)
ウザいと可愛いの絶妙な平均台を、ややウザい側に歩いているようなキャラクターですが、実はこのキャラには秘密があります
実はそらちゃん、なんと所々で髪型がビミョ~に違います。本当にビミョ~ですが!
そらちゃんの髪型は、立ち絵では前がツインテールでその半分の髪を、後ろでワッカにしています
ところが、CGではむしろ前がワッカで、後ろがツインテールとなっています!なんとビックリ!彼女がいかに器用なことをしているキャラクターかわかります
……まぁ、製作者にとってもどうでもいいポイントだったんでしょうね。悲しいです。ユーザーは細部まで見ているんですよ?
エロシーンの数は10。キャラクター全体としては、2番目の多さ
ハチャメチャしてくださいます妹様ですが、エロシーンは主人公が攻め主体のシーンが多数……というか、そらちゃんによる逆攻めがない
あれだけやっといて誘い受けかよ!と若干盛り上がりに欠けるところもあるのですが、エロシーンのそらちゃんは可愛げタップリで健気そのもの
最初のエロシーンを「にーちゃ……いっしょに気持ちよくなろうーよ……」から始まり、
顔を精液をベチャベチャにして、口の端を上げながら、「にーちゃのザーメン……そら、嫌いじゃないからね。っていうか、好きー(ハートマーク)」と全国のお兄ちゃんを虜にさせてきます(全エロゲー人口5%くらいの層に人気ありそう)
萌え抜きゲー特有の、他の攻略ヒロインがほとんど出てこないブツ切りエロシーンが適当にループされて、さていよいよエロのシチュと、製作者の予算と根性がなくなると、物語は終盤へ
……正直、終盤のオチの良さとか誰も望んでいませんよね。良くある三文オチでENDです。
そもそも、この物語は主人公の家族が家を建て替えるための、一時的な共同生活だったはず
立て替えた後はどうなっちゃうの?親になんていうの? そんな疑問は全く解決されないままENDです。まぁ萌えゲーですからね、しかたないね。
・総評
そらちゃんの可愛さについて真面目に語るつもりが、気づいたら斜め上目線の感想になってしまいました。まあ、暑いから変な長文感想も湧いてくるよね。
でも、そらちゃん可愛いですよ。そらちゃんを可愛がりたい人にはぜひお勧めです。作品の出来についてのコメントは差し控えさせていただきます。
いちおう、そらちゃん以外のヒロインを紹介したり感想したり
「都ちゃん」…そらちゃんの親友。おしっこで冷やし中華作る職人。性交中の様子をモブキャラたちに見せ付けてくる恥ずかしがり屋。プレイヤーが一番エロシーンでお世話になってそう。将来は風俗嬢として活躍しそう。
「ゲラ房」…おっぱいが大きかった
「天使」…おっぱいが大きかった
・一言感想
①正直いうと、都ちゃんも相当可愛いよね。帽子かぶっている姿とか。帽子かぶった状態のエロシーンが1つもないけど。やはりフロントウイングはわかっていないな
②変態な性癖持ち主のヒロインたちにもかかわらず、タイトルが「ピュアガール」とは、なかなか粋なことをしていると思った
③いつもはこの一言感想を⑤くらいまで書くんですが、この作品についてはもうこれ以上思いつきませんでした。ごめんなさい。