HooKやASa proには無いSMEEの強みを活かした作品。確かに従来とは作風が全く違うがそれもその通り、これは「抜きゲー」だからな――。
Q.SMEEの良さってなんだ?
3つのブランドが存在するHooK系列のメーカー。
その中でSMEE独自の強みはなんぞやと聞かれた場合、多くの人は「エキセントリックな彼女とのやり取り」「頭おかしいギャグテイスト」などと答えることだろう。
無論、僕も同じことを考える。
だがしかし待ってほしい。それならASa projectだって負けてはいない。近年ではHooKも徐々にその頭角を現しつつある。
ならばここで今一度“SMEEの良さ”について考えなくてはならないだろう。
SMEEの独自性とは何か。何が他のメーカーと比べて優れているのか。過去の作品や本作をプレイしたユーザーならすぐに分かるはずだ。
――そう、“ピー音”が無い。
SMEEには何故か“ピー音”が無いのだ。どんなに卑猥なワードであっても決してピー!!と邪魔な音が鳴ったりはしない。
ありのままに、テキストのままに。余計な編集を加えず、ストロングスタイルでぶつかってくる。
それは紛れもなくSMEEの強みの一つなのだ。
そしてどういう訳か、本作では過去の作品と比べても淫語・卑語の量がかなり多い。
高頻度でえっちなワードが飛び出してくるのだ。小唄ルートではあろうことかHシーン以外でも淫語が飛び出してくる。
その時、この「“ピー音”が鳴らない」というSMEEの独自性からなる強みは遺憾なく発揮される。
言おう。言い切ろうじゃないか。だって僕は淫語星人ヒゴスキーなんだ。言い切るしかないじゃないか。
本作は紛うことなき「抜きゲー」だと。
全ヒロインにアナルセックスシーンがあるのも、ヒロイン2名には危険日生えっちシーンがあるのも、交際を始めてから初体験に至るまでの過程がやけにスピーディーなのも、全てはこれが「抜きゲー」だからだ。
それ故、これまでのSMEEの作品と比較すると毛色が全く異なることもあり、思うところはあるだろう。
しかしこれはSMEEが本格的に取り組んだ「実用性重視の抜きゲー」なのだ。
前作《ハーレムキングダム》の精嚢全抜き性能をよりバージョンアップさせ発展させた作品。純愛ゲーの皮を被った抜きゲー。
それが本作なのである。
だったらもうシコれるかシコれないかで採点するしかないじゃあないか。
僕はシコれた。いっぱい搾り取られた。
結衣のフォトプリえっちシーンなんかは「良いのかこれ!?」と思いながらギンギンになったチンチンをガンガン擦った。
徐々に淫語を口にするようになる桜子にはムラムラしたイライラ棒の欲望を存分に吐き出した。
SMEEでは《ピュア×コネクト》以来となるアナルセックスシーンも全ヒロインに用意されており、大満足の出来栄えだった。
ああ、満足した。密かに期待していたものが期待している以上のものとなって送られた。
本作がこれからのSMEEのHシーンにおけるスタンダードとなることを祈って。
キレッキレなギャグは確かに鳴りを潜めてしまっていたが、抜きゲーなんだしまぁ良いだろう。
いっぱいシコれた。それだけで僕は充分に満足している。良い作品だったと、心から思う。