たった一つの選択が残るか、落ちるかの命運を分けることもあるのだと思い知らせる作品でした。
2つのエンドはそれぞれに違った魅力があった。マクビーがシャロンを誘拐するエンドは
マクビーの生き方としての不器用さが招いた行動がそのまま結果に現れており、
「falling」のタイトルを象徴する物語に帰結したのだとわかりやすく心に残る出来だった。
一方で万事解決とは言い難いが明るい未来がシャロンとマクビーを照らしてくれるエンドもあり、
残酷な現実の中で酸いも甘いも知らせてくれる、そんな作風だったと印象付けられた。