直球なのはよいのだけれど、やっぱズレてる……
いつも物語に余計なひねりを入れてくる草刈某ですが、今回はだいぶ真っ直ぐでした
（ツーシームくらい）。本作の話は、夜の夫婦生活が上手くいかず欲求不満を募らせる
妻ヒロインが、同じマンションに住むヤリチン大学生に寝取られるっていう筋。
主人公の旦那は、その大学生が公開しているアダルトブログ（寝取り日記的な）
の熱心な購読者で、そこで彼に調教されている女性が自分の妻とも知らず、
「次はこんなプレイ希望です～」みたいな間の抜けた書き込みをしてる状態です。
状況設定自体はなかなかだったと思います。実際、ゲームの序盤は、久々に当たりが
来たかもって思いながらプレイしておった。けどねー、う～む、、、。主人公は途中で
その調教されている女が、自分の妻だってことに気づくのですが、そこからの展開が
いただけなかった。寝取られエロ的には、その妻の浮気に気づいてからが本番で、
主人公の前ではいつもと変わらず何事もなかったように振る舞う妻、しかし、裏では
若い大学生との関係に溺れ、どんどん淫らに開発されていく彼女の姿をネットを通して
見ていく、知っていく～的な展開を期待したわけですよ――寝取られ好きが10人いたら、
そのうちの9人は当然そういう流れになるだろうなって思うはず。実際にプレイしてみたらわかる。
でも、本作はちゃうねん。主人公は、よくわかんねーけど、その大学生が他の女とヤッてるとこを
録音し出したり、それをユスりのネタに彼と話をつけて妻を取り戻そうとしたりすんねん。
んで、失敗して目の前でのハメハメを見せつけられてTHE END（寝取り男は、最後まで
ヒロインが主人公の妻だということを知らない）。そこからは、いつも通り妻視点での2週目。
前作でも思ったけれど、こーいった内容での妻視点はどーなんだろね……。
妻と大学生の出会いから、見せつけハメハメに至るまでの経緯が描かれていく
わけだけれど（股ユル。口説かれて即）、寝取られ的にはさ、さっきも少し触れたように、
男視点オンリーにしてネットで妻の浮気SEXを見ていく流れのほうが、よっぽどエロく
なったと思うんだ――主人公を完全な寝取られ性癖持ちにしてね。本作の場合は、
中途半端な寝取られ性癖持ち。勃起しながら妻と大学生を別れさせようとする
（すごい。意味が分からない）。で、妻の視点は一切入れず、彼女が何を考えているのか
わからないってしたほうが、想像をかき立てられてより興奮出来たと思うよ。大した理由も
ないのに、なんでそこまでヒロイン視点にこだわるんだろ――ヒロインのキャラがメタメタで、
「なんだコイツｗ」って萎えることはあっても、プラスに働くことはないと思うんだけどな……。
んなのどーでもよいので、浮気ハメをもっといっぱい見せてください。
あと、これは個人的な好みの問題ですが、妻が年下の大学生に対してずっと敬語
なのが嫌。そいで、ヒロインのパーソナリティーも毎度のことですが、おっとり天然世間
知らず系。草刈某の中には、女は一種類しかいないのかな……まったく、飽き飽きだ。
あーそうだ、それと、寝取り男の大学生が書いてるブログの文章がアレすぎｗ
文末に「（爆）」とか、何年ぶりに見たんだぜ。平野耕太が『ヘルシング』のあとがきかなんかで
使ってるのを見て以来だ。変なひねりはなかったですが、全体的にズレまくりです。
ちゃんとして（爆）
寝取られ興奮度：1
（※自分がどれくらいドキバクしたかを5段階で評価）