ディーゼルさんよ、どこへ行く
『あなたのことが好きなのに』~『愛妻rs』と
着実にクオリティが上がっていた、ディーゼルマインのNTR作品群。
『愛妻rs』に至っては、今年(2010年)発売されたNTRゲーのなかで、
三指に入る出来だったと思う。なのに……今回は……しょーじきがっかりッス。
前二作は、寝取られを真正面から描いた
正統派作品だったけど、本作はかなりの変化球。
アイデア系のNTR作品というのは、同人だからこそ出来る、という部分が強く
ジャンルの可能性や多様性を広げる意味でも嫌いじゃないんですが、
これは明らかに失敗作だよね。
ネトラレというより、主人公の身近にいる女性たちのエッチな日常って感じ。
そして、タイトルに“傍観”とあるのに全然傍観じゃないというね。
Hシーンになると全部ヒロイン視点に切り替わっちゃうんだもん。
なので主人公は超空気。NTRゲーでは必須の背徳感や焦燥感はゼロ。
そもそも本番自体ないし。器具責めとレズばっか。
和姦から強姦まで寝取られだったらなんでもござれの私ですが、
本作からはそのニオイを1ミリも嗅ぎ取ることが出来ませんでした。
う~ん、寝取られではないものに寝取られと言っちゃダメだよ。
“寝取られ”を銘打つ作品は片っ端からプレイしないと気が済まない
私のような人間は、まんまと騙くらかされちゃうよ。
本作がディーゼル劣化の第一歩なのか、
それとも新境地を開拓しようとした前向きな行動の結果なのか、
どちらにしろ次作が試金石になることは確か。頑張ってほしい。
寝取られ興奮度:1
(※自分がどれくらいドキバクしたかを5段階で評価)